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2005年11月17日 (木)

渋谷区の坂-1

2005年11月17日(火)

渋谷駅・・・間坂(まさか)・・・スペイン坂・・・オルガン坂・・・道玄坂・・・宮益坂・御嶽神社・・・金王坂・・・金王八幡宮・豊栄稲荷・・・八幡坂・・・羽沢坂・・・白根記念渋谷郷土博物館・・・吸江寺・・・渋谷駅 

 今日の坂道散歩は苦手な渋谷駅周辺です。間坂、スペイン坂、オルガン坂は人が多くて写真が撮りづらいと思っていましたが意外と簡単に撮れ一安心しました。間坂は井の頭通りからロフト沿いに公園通りに上る坂、スペイン坂は井の頭通りからペンギン通りに上る細く小さな坂です。両方の坂に坂名を記した小さな石柱が立っています。オルガン坂は東急ハンズ前からパルコPART1に上る坂です。

 道玄坂、宮益坂、金王坂、八幡坂と車と人ごみの中を進みました。八幡坂の通りは、中世の鎌倉街道の名残で並木橋で渋谷川を渡り、目黒川から末は鎌倉まで通じていたそうです。港区南青山との境にある羽沢坂は、細く長い坂で日赤医療センターまで上っています。坂下近くに常陸宮邸があり向かい側に白根記念渋谷郷土博物館があります。

   写真をクリックすると拡大します。

DSC03183 間(ま)坂  井の頭通りからロフト沿いに北方向に公園通りに上る。《地図

公募によりRoftが命名。「渋谷駅と公園通りとの間」・「ビルとビルの間」・「『まさか』という語呂のよさ」・「『間』という漢字が人と人との関わり合いをイメージする」との理由から。

Dsc03184 間坂の坂標

DSC03188 スペイン坂  宇田川町13と16の間を北に上る。井の頭通りからペンギン通りへ抜ける道。《地図

スペインの風景に憧れた喫茶「阿羅比花(あらびか)」の店主が命名。

Dsc03187 スペイン坂の坂標

DSC03189 オルガン坂  宇田川町、東急ハンズ前からパルコPARTへ上る。《地図

①周辺に音楽関係の店が多かった。②東急ハンズ前の階段がオルガンの鍵盤に見えるからとの説もある。

DSC03193 道玄坂  道玄坂2-6と2-29の間を曲がりながら西南に上る。《地図

①江戸時代、和田義盛の残党、大和田太郎道玄が、渋谷氏滅亡後にこの坂に出没し、山賊野盗の振舞いをしたところから命名された。②「天正日記」によると、道玄庵という寺の庵主が、徳川家康に由緒書を出していることからこの名がついたという説もある。道玄庵は松見坂(目黒区)の近くにあったらしく、世田谷街道に入って松見坂までを道玄坂と呼んでいたらしい。『渋谷の坂』・『道玄坂の歴史

DSC03199 宮益坂  JR渋谷駅、道玄坂下から東に青山通り(国道246号)に上る。《地図

古くは富士見坂といい、矢倉沢往還大山街道)の最初の坂。正徳3年(1716)に坂の途中にある千代田稲荷(現在の御嶽神社)にあやかって、町名を渋谷宮益町に変えたためこの坂名になった。

DSC03204 金王坂  宮益坂上から渋谷駅方向に南西に下る青山通り。《地図

かつての町名、金王町に因む。

DSC03214 八幡坂  東1丁目と渋谷3丁目の間を北東に上る八幡通り。《地図

坂上近くに、金王八幡宮がある。鎌倉道(中の道)で、並木橋→猿楽塚→目黒川→鎌倉へ。反対方向は青山学院→原宿→千駄ヶ谷で奥州道につながっていた。

Dsc00634金王八幡宮

源義朝、頼朝の家来の渋谷金王丸(土佐房昌俊)にちなむ名。

Dsc00635豊栄稲荷神社(金王八幡宮の隣)

境内に集められた庚申塔には、「めぐろ・こんわう道」と刻まれた道標を兼ねた物、渋谷伝左衛門以下同姓の名が見え、旧領主渋谷氏との関連を想像させる物などがある。

DSC03216 羽沢坂(坂上方向)  広尾3-6と港区南青山7-6の間を東に上る。《地図

かつての町名、羽沢町にちなむ。ここは源頼朝の飼っていた鶴の雛がはじめて羽を打った所で羽沢という。

Dsc03221 坂下方向

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コメント

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投稿: ぼうやさんへ | 2014年6月14日 (土) 11:17

名前を教えて下さい。m(__)m
学校の課題でこのサイトを使いたいのですが名前がないので使えないのです。
宜しくお願いします。m(__)m

投稿: ぼうや | 2014年6月13日 (金) 19:31

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