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2006年2月24日 (金)

港区の坂-5

2006年2月24日

新橋駅・・・愛宕神社・愛宕男坂・女坂・愛宕新坂・・・切通坂・・・銀杏坂・・・富士見坂・西向観音・東京タワー・・・永井坂・・・土器(かわらけ)坂・・・榎坂・・・雁木坂・・・三年坂・・・西久保八幡男坂・女坂・・・狸穴(まみあな)坂・・・鼠坂・・・植木坂・・・鼬(いたち)・・・六本木一丁目駅(地下鉄南北線)

 愛宕神社男坂の86段の石段は急です。将軍家光の時、曲垣平九郎が馬で上り、下りした(寛永の三馬術)とは信じがたいです。正則高校の北側の切通坂は、落語「芝浜」に「切通しの鐘はどこで聞いたんだい?」で登場します。「時の鐘」のあったという青龍寺は、今も坂の途中にありますが、境内へ入る道が分かりません。(「落語地名事典」は愛宕2丁目の青松寺としています。)

 銀杏坂は東京プリンスホテルの北側を西に上るゆるやかな坂です。南に東京タワーの方へ曲がります。富士見坂は芝公園内の西向観音に上る細い坂らしいです。東京タワーと芝公園の間の坂とする説もあります。永井坂の坂下の飯倉交差点から桜田通りを渡ると、榎坂の上りとなります。桜田通りを南方向に下るのが土器(かわらけ)坂です。

 桜田通りを北に少し行き西に入ると、霊友会の建物に沿って雁木坂と三年坂があります。どちらも石段坂で小さな坂ですが静かで、きれいな坂です。桜田通りへ出て、西久保八幡神社へ参りました。この辺で貝塚跡が発掘されたそうです。男坂から上り、女坂を下りました。

 飯倉交差点へ戻り、榎坂を上りました。ロシア大使館の回りは警備員が何ヶ所にも張り付いています。大使館の西側に沿う狸穴坂を下り、坂下から鼠坂を上り、植木坂を上り下りし、鼬坂を上り外苑東通りに出ました。飯倉片町の交差点を右に曲がり、北に進み六本木1丁目駅に出ました。

  写真をクリックすると拡大します。

DSC06275 愛宕男坂  愛宕1-5の愛宕神社の86段の石段。《地図

「おっ立つやうに愛宕の男坂」 柳多留 「出世の石段」ともいうそうだ。

愛宕山

愛宕社(男坂・女坂)『江戸名所図会』(正面の石段が男坂、右の斜めの石段が女坂)

DSC06287 愛宕女坂  男坂の右側の石段。

DSC06283 愛宕新坂  愛宕1-3と1-6の間を北西に愛宕神社を巻いて上る。《地図

DSC06273 愛宕神社

DSC06296 切通坂  愛宕2-22と芝公園3-1の間を西方向に上る。《地図

落語の『芝浜』に出てくる坂。

Dsc06290青松寺(愛宕2丁目)

Dsc06295 青龍寺(切通坂の途中、入口がどこか分からず)

DSC06627 銀杏坂  芝公園3-3の東京プリンスホテル前を西から南西に上る。《地図

DSC06308 富士見坂  芝公園4丁目の東京タワーの東側の芝公園内を南に西向観音堂に上る。《地図

東京(23区)の富士見坂

DSC06302 西向観音堂

DSC06315 永井坂  芝公園3-6と4-1の間を南東に上る。《地図

明治初期までこの辺を芝永井町といった。

DSC06319 土器(かわらけ)坂  東麻布1-3と1-4の間を北西に上る。永井坂の《地図》にある。

①坂下の赤羽は赤埴(赤土)で土器(かわらけ)職人が住んでいた。②渡辺綱の馬の毛並み。

DSC06322 榎坂  麻布台1-9と2-3の間を北西に上る外苑東通り。永井坂の《地図》にある。

古街道を示す榎があった。

DSC06325 雁木坂  麻布台1-9と1-7の間を西に上る石段。《地図

①階段になった坂 ②敷石が直角に組まれていた。

DSC06329 三年坂  麻布台2-7霊友会釈迦殿の西側の西に下る石段。《地図

DSC06332 西久保八幡男坂  虎ノ門5-10の西久保八幡神社の正面の石段。《地図

DSC06338 西久保八幡女坂  男坂の南側を西に上る。

DSC06335 西久保八幡神社

落語『阿武松』で、阿武松が序二段の時に相撲を取った神社。

DSC06340 狸穴坂  麻布台2-1と麻布狸穴町の間を北東に上る。《地図》 ロシア大使館(写真右)の西側に沿う坂。

坂下に狸(まみ・・・雌狸、ムササビ、アナグマ)の穴があった。採鉱の穴という説もある。『観光マップみなと』 

DSC06345 鼠坂  麻布永坂町と麻布狸穴町の間を北に上る。《地図

細長く狭い坂。

DSC06348 植木坂  麻布永坂町と麻布台3-4の間を曲がりながら西に上る。《地図

この付近に菊人形を始めたという植木屋があった。『観光マップみなと』

DSC06354 鼬(いたち)坂  麻布台3-4と3-5の間を北東に上る。坂下は植木坂下。坂上は外苑東通り。《地図

近くの狸穴坂、鼠坂を真似て鼬坂と名付けたのか。

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