杉並区の坂-5
2006年3月22日
西荻窪駅・・・豆腐屋坂・・・薬罐坂③・・・稲荷坂・・・天祖神社・・・兼吉さん(かねきっつぁん)坂・・・光明院・・・堂前(どうめえ)坂・・・荻窪駅
西荻窪駅北口から東に向い、わかば公園の所から北に豆腐屋坂を下りました。豆腐屋はありません。坂下から東に行き中田橋で善福寺川を渡り、八丁通りに出ました。南に善福寺川の神明橋辺りまで下る坂を『杉並の通称地名』では薬罐坂としています。この坂の道筋については諸説あるようで、すでに歩いた「杉並区の坂-1」(2005年12月16日)の時も二つの道筋(薬罐坂①②としました。)を歩いています。今日の道筋は薬罐坂③としておきます。
坂下を善福寺川に沿い南東に行くと、置田橋の先でJR中央線の線路をくぐります。線路の南側の橋が本村橋です。橋の少し西側を南に入る坂が稲荷坂です。坂名の由来の穴稲荷は児童公園になってしまったのか見つかりませんでした。坂上を進むと天祖神社があります。坂下へ戻り置田橋から東に少し行くと、そば屋の本村庵あります。『杉並の通称地名』では、本村庵から四面道へ上る道を兼吉さん坂としています。この坂は、『今昔東京の坂』では薬罐坂としている坂です。(薬罐坂①とした坂。)
坂上から光明院に寄りました。荻寺とも呼ばれ、荻窪の名の由来となった寺です。光明院の前の環8通りで善福寺川までの間ぐらいが堂前坂でしょうか?傾斜はほとんどありません。今日歩いた坂は傾斜もゆるく、坂らしい坂はありませんでした。
写真をクリックすると拡大します。
豆腐屋坂 西荻北2-17と2-18の間を南に上る。《地図》
豆腐屋があったわけではないが、この名は古くからあり、坂上の十字路ではサイノカミの火祭が行われた。『杉並の通称地名』
薬罐坂③ 上荻3-1と2-5の間を北に上る八丁通り。坂下は善福寺川の神明橋。《地図》
坂名の由来については「杉並区の坂-1」(2005年12月16日)に記載。
稲荷坂 南荻窪3-28と3-29の間を南西に上る。《地図》
本村橋から天祖神社に通ずる坂。南荻窪3-28にある穴稲荷の西側の坂であるため。『杉並の通称地名』 穴稲荷は見当たらず。児童公園の所にあったのか?
天祖神社(南荻窪2丁目)
兼吉さん坂 上荻2-7と2-4の間を東から北東に上る。(薬罐坂①と同じ坂)《地図》
本村庵から四面道へ登る坂。小張兼吉家(鳶職)の前を通る坂であった。小張家は、2-12に今でもある。
光明院(上荻2丁目)
堂前坂 光明院の東側から善福寺川あたりまで下るの環8通り?《地図》
光明院観音堂の南の坂なのでこの名がある。『杉並の通称地名』
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