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2006年6月 8日 (木)

保土ヶ谷区の坂-3

2006年6月8日

西谷駅(相鉄線)・・・学校橋(帷子川)・・・西谷中学校へ上る坂・・・松月庵?・・・りょうけ坂(両家坂)・・・杉山神社・・・陣ケ下渓谷公園・・・みずのさかみち(水の坂道)・・・水道みち向台公園・・・西谷浄水場・横浜水道記念館・水道坂・・・蔵王高根神社・・・仏向原坂・・・正福院・・・銀杏坂・・・和田町駅(相鉄線)

 ハイキングコースのような、静かで人通りの少ない道を通る坂道散歩でした。

 りょうけ坂は急坂で坂上に、「ほどがやほっとスペース」と呼ぶベンチが置いてあります。坂を上り切って「ほっと」する気分になるのも分かります。みずのさかみちは、公園内の遊歩道といった感じの真直ぐ伸びる石段です。なぜ両方の坂を漢字で表記しないのでしょうか。漢字なら見ただけでその坂についてのイメージが湧くのに、保土ヶ谷区の考え方が分かりません。

 水道坂は長い坂です。坂下まで下り、もう一度時間を計って上りました。坂上の水道記念館まで7分30秒かかりました。仏向原坂も長く、坂上かと思ったら道が細くなりさらに上っていました。坂上は丘の上といったような所で展望が開けます。正福院は、仏向原坂の坂名の由来に出てくる正福寺のことでしょう。2本の銀杏の巨木が門柱のように立っています。

 銀杏坂は直線的な坂で保土ヶ谷公園沿いに銀杏並木が続きます。黄葉時はもっと美しい坂になるでしょう。

  写真をクリックすると拡大します。

Dsc01593 西谷中学校へ上る坂(西谷駅南方の川島町)《地図

坂の途中から

Dsc01594 坂上を望む

Dsc01597 りょうけ坂へ下る坂(川島小学校近く)

Dsc01598 松月庵境内の地蔵さん(坂の途中)

Dsc01601 りょうけ(両家)坂  川島町の川島町入口交差点から南西に上る。《地図

かつて、この坂のふもとと頂上にある2軒の家(両家)が中心となり、村の発展のためにこの坂を拓いた(道普請)ことが名前の由来と言われています。『保土ヶ谷区のホームページ 保土ヶ谷の坂道』

「ほどがやほっとスペース」と呼ぶベンチが置かれている。

Dsc01605 坂上近くから

Dsc01606 坂下近くから

Dsc01609 杉山神社

境内に杉山稲荷がある。

Dsc01608 杉山稲荷前から

正面の高架道路は環状2号

Dsc01613陣ケ下渓谷公園への道(環状2号の下を通る。)  《地図

Dsc01616 小さな流れを渡る(増水時は迂回する。)

Dsc01618 「みずのさかみち(水の坂道)」標と「手づくり郷土賞」受賞のプレート。

Dsc01622 みずのさかみち(坂下から) 陣ケ下渓谷公園の南側から北西に上る石段。坂上に県営西原住宅。《地図

坂の途中に水道管が埋設されていることから名付けられた。『保土ヶ谷区のホームページ 保土ヶ谷の坂道』

Dsc01627 坂上近くから坂下方向

Dsc01635横浜水道記念館

Dsc01647 「水道坂」標  坂本町の水道道の蔵王神社前交差点から南西に上る。坂上に西谷浄水場。《地図

Dsc01633 坂上近くから坂下方向

横浜の水道水を支える、西谷浄水場に至る坂道であることから名付けられた。平成16年度の愛称募集で決定。『保土ヶ谷区のホームページ 保土ヶ谷の坂道』

Dsc01644 坂の途中から坂上方向

Dsc01652 蔵王高根神社(水道坂の坂下)

Dsc01659 「仏向原坂」標  水道道の仏向町バス停そばから南西に上る。《地図

Dsc01658 坂の途中から坂上方向

町名「仏向」の由来について、『新編武蔵風土記稿』には、昔、正福寺の住職が北条家に謁見した際、「願ひあれば申すべし」と言われ、「出家の身は他に志願なし常に佛に向ふこそ桑門の本意とするところなれば寺の山號及びその村里にも佛向の二字をもて名づけ賜はるべし」と願い出、そのとおりに名付けられたというエピソードや、古くは「佛餉(ぶっしょう):仏様へのお供え物)と書き表されていたことなどが記されています。『保土ヶ谷区のホームページ 保土ヶ谷の坂道』

Dsc01667 細い道となりさらに上る。

Dsc01670 坂上からの展望

Dsc01673 庚申塔の小祠(仏向原坂の坂上近く)

Dsc01679 仏向原坂の途中から上る石段坂。

下に道路改修の石柱碑が立つ。

Dsc01682正福院(仏向町)

樹齢300年のいちょうの巨木2本が並ぶ。

Dsc01689 馬頭観音?(正福院入口交差点(水道道))

寛保2年(1742)の銘。

Dsc01690 文化9年(1812)の銘がある。

右側面に「齊上地神」とある。左手に花を盛った水盤を持っているらしい。

Dsc01704 「銀杏坂」標  星川入口交差点から明神台と花見台の保土ヶ谷公園の間を南に上る。《地図

Dsc01695 坂上方向

保土ヶ谷公園の銀杏並木沿いの坂道であることから。平成16年度の愛称募集で決定。『保土ヶ谷区のホームページ 保土ヶ谷の坂道』

Dsc01702坂下方向

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コメント

 仏向町698付近でしたか。私の示した場所からはかなり離れていて、探すのに苦労されたのでは?
 でも見つかって何よりです。

投稿: うおちゃ様へ(坂道散歩) | 2015年1月27日 (火) 06:16

仏向町698付近、寛延2年の青面金剛像でした。
明治の地図にも出ているT字路で、仏向坂から尾根伝いで藤塚インター、花見台方面へ行ける道があったのですね。
庚申塔から西へも良い感じの細い坂がありました。
ご報告まで。

投稿: うおちゃ | 2015年1月26日 (月) 12:49

早速のお返事ありがとうございました。
お教え頂いた住所をヒントに探したところ、それらしき場所がありました。
明日にでも探しに行ってみます。

投稿: うおちゃ | 2015年1月24日 (土) 18:05

 長くしんどい坂だったことはまだ覚えていますが、庚申塔の場所についての記憶はありません。
 おそらく歩く時に参考にした「保土ヶ谷健康ウオーキングマップ 坂道てくてく」(記事の最初の方にリンクしてある)の「A 自然と眺望を満喫するコース」の一番下の中央から右に記載の「ランドマークタワーが見えます」の近く(仏向町682・684近辺?)ではとも思いますが、全く自信はありません。
 調査しても骨折り損になるかも知れませんのでその時は悪しからず、ご容赦願います。

投稿: うおちゃ様へ(坂道散歩) | 2015年1月24日 (土) 17:01

古い日記に失礼致します。
保土ヶ谷の庚申塔をしらべております。

仏向原坂上の庚申塔につきまして、覚えておられる範囲で所在地をお教え頂けないでしょうか。手持ちの資料に未掲載で現物を調査したいと思っております。
何せきつい坂路で事前に場所を確認してからと思い、googleのストリートビューで探しましたが見つからず、坂上のどのあたりなのか見当もつきません。
よろしくお願い申し上げます。

投稿: うおちゃ | 2015年1月24日 (土) 10:46

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