鶴見区の坂-3
2006年7月26日
鶴見駅 バス→そうてつローゼン前・・・でんべえ坂・・・くらやみ坂・・・鶴見配水池・・・ゲンジョウ坂・・・神明社・・・馬のメド坂・・・カギ坂・・・馬場の赤門・・・建功寺・・・入江川せせらぎ緑道・・・松蔭寺坂・松蔭寺・・・赤坂・・・宮の坂・白幡神社・・・宝蔵院・・・愛宕坂・・・灯台寮坂・・・二反田坂・・・総持寺・・・鶴見駅
久しぶりに晴れて暑い日でした。でんべえ坂、くらやみ坂、ゲンジョウ坂はいずれも水道道に上る坂です。くらやみ坂は今は暗い感じはなく、でんべえ坂の方が暗くて昔の面影が残っています。
馬のメド坂は上り口だけが急で、あとは緩やかで細く長い坂です。松蔭寺坂あたりも昔の雰囲気があります。通称200階段の愛宕坂の坂上はいい眺めです。坂上を東に行くと灯台寮坂の坂上近くに出ます。灯台寮坂の坂下から二反田坂の上りとなり第二京浜国道を横切りさらに上ります。坂上を進み総持寺の境内を通り鶴見駅に出ました。夏休みに入ったせいか子供たちの姿をよく見かけました。
*参考:『鶴見のみどころ90』
写真をクリックすると拡大します。
でんべえ坂(坂途中から坂下方向) 馬場4-22と4-23の間を水道道から南に下る。《地図》
坂下に住んでいた「伝兵衛」という人の名をとったのではないかといわれる。『鶴見の坂道』
左下に庚申塔の小堂
享保19年(1734)建立
くらやみ坂(坂途中から坂上方向) 馬場4-21と3-29の間を水道道から南に下る。鶴見配水池の東側。《地図》
鶴見配水池が昭和7年ごろ完成するまではこの一帯は山林で、坂は大きな樹木で覆われていて昼間でも陽の光が入らず薄暗かった。『鶴見の坂道』
昭和50年ごろくらやみ坂の途中の山中から偶然発見された。明和4年(1767)の銘あり。現在は宝蔵院境内に安置されている。《地図》
足びき地蔵と一緒に発見された。享保16年(1731)の銘がある。これも今は宝蔵院に安置。
「南東寺尾・・」
ゲンジョウ坂(坂上から) 馬場3-22と3-23の間を水道道から南東に下る。《地図》
坂下の旧家、金井家が代々源左衛門を襲名していて、それがなまって「ゲンジョウ坂」になったそうです。『鶴見の坂道』
明和6年(1769)の寺尾稲荷道の道標。『鶴見の坂道』 磨り減っていて読めない。
神明社(馬場6-17)
馬場の鎮守。正面の鳥居と大クスノキ。
馬のメド坂(坂下方向) 馬場2-3と2-5の間を北東に上る。《地図》
この辺りの地形が馬の背中に似ていて、坂の入口は、馬の尻のメド(穴)のように感じられたのでついた坂名。この説の他にメドは馬道(めど)のことで、馬を引き入れる道のことではないかという人もある。『鶴見の坂道』 確かに馬の背を歩いているような地形で、馬のメド坂とはよくつけた坂名でしょう。
カギ坂(坂上から) 馬場2-3と2-4の間を東に上る。坂上は馬のメド坂。《地図》
土蔵の錠前を開ける鉄の長い直角に曲がった柄のついたカギに坂の形が似ていた。『鶴見の坂道』
松蔭寺坂(坂下近くから) 東寺尾1-19と1-20の間を南に上る。坂上に松蔭寺。《地図》
坂上右側が松蔭寺
松蔭寺(東寺尾1-18)
里見義高入道尊(松蔭寺境内)
江戸時代からお入道様信仰で賑わった。
赤坂(坂上から) 東寺尾1-30と1-38の間を南東から南西へ上る。《地図》
天明(1781~1788)の頃、この坂で行き倒れになった母子がいた。その後、この坂道を通ると赤子の泣き声が聞こえてくるようになったという。『鶴見の坂道』
宮の坂(坂下から) 東寺尾2-6と2-11の間を西に上る。坂上に白幡神社。《地図》
正面の森が白幡神社
白幡神社(東寺尾2-10)
愛宕坂 馬場4-10と4-12の間を北西に上る石段。《地図》
昭和10年ごろまで坂上に火ぶせの神を祀る愛宕社があった。戦国時代の寺尾城主諏訪氏の祈願所だったという。『鶴見の坂道』
諏訪氏ゆかりの諏訪坂は前回訪れた。
灯台寮坂(坂上から) 馬場4-14と東寺尾6-26の間を北西に上る。坂下から二反田坂の上りとなる。《地図》
坂上近くに昭和18年ごろ、全国の灯台で働く人たちの家族官舎ができたことによる。『鶴見の坂道』
かつて灯台寮坂の坂下にあった。貞享5年(1688)建立。「二本木の庚申様」といわれる。現在は宝蔵院の山門前に移されている。『鶴見の坂道』
二反田坂(坂下方向) 東寺尾6-16と6-17の間を南東に上る。第二京浜国道を横切り、東寺尾中台と東寺尾東台の間を南東に上る。《地図》
江戸時代ごろ、二反歩ほどの田んぼがあり小字名になった。『鶴見の坂道』
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