相模原市の坂-1
2006年11月18日
橋本駅(横浜線)・・・蓮乗院・・・うま(馬)坂・・・高砂橋(境川)・・・蓬莱橋・二十三夜堂・二十三夜坂・・・まつば坂(天縛坂)・・・おかもと坂・・・六地蔵交差点・六地蔵・はけ坂・・・八坂神社・・・天照神宮・・・相模原北公園・・・橋本駅
橋本駅から東へ蓮乗院へ寄り、うま坂を下って高砂橋から川沿いを南へ蓬莱橋へ出ました。橋のそばに二十三夜堂があります。ここから上るのが二十三夜坂で、このあたりの旧家の敷地内には小さな稲荷の祠などが祀られ、坂上には新しい馬頭観音が立っていて地域の信心の深さがうかがえます。まつば坂はこのあたりの集落名からの坂名ですが、坂上の家に松の木があります。このあたりは以前は松が多く生えていて「まつば」の集落名になったのでしょうか。坂下には天縛皇神社という変わった名の神社があります。
おかもと坂を上り、西へ六地蔵交差点まではかなりの距離です。交差点のそばに六地蔵がひっそりと立っています。六地蔵と馬頭観音などの石造物の間を上るのがはけ坂です。坂の途中は大きくえぐられた赤土のむき出しの崖(はけ)で、昔の風情が残っている坂です。このあたりの集落名が「はけ」だったのもうなずけます。地蔵坂の方がいい坂名ではと思っていましたが、はけ坂の名がついたのも納得です。坂下から八坂神社、天照神宮に寄り、相模原北公園の中を通り橋本駅に向いました。
【地図】写真をクリックすると拡大します。
蓮乗院(東橋本3-12)
山号を天縛山といい、薬王院(八王子高尾)の末寺。天縛皇神社の別当寺だったのだろうか。
うま(馬)坂 東橋本3-12と3-22の間を北東方向に下る。《地図》
かつては急坂で馬も苦労したというが、今はなだらかな平凡な坂。
何の像なのか磨り減っていて分からない。
かつては精進橋といった。
顔は真ん中にある。安永10年(1781)建立の二十三夜講の本尊。「橋の神様」から「足の神様」になる。二十三夜は月待ち信仰の一つ。
二十三夜塔は、さいたま市の「沼の上坂」の坂上にもある。『さいたま市の坂③』
二十三夜坂(坂下から) 東橋本4丁目の蓬莱橋から南西に上る。《地図》
昭和22年の建立で新しい。
このあたりの小集落の名。坂下に天縛皇神社があり、別名を天縛坂と呼んだ。《地図》
天文元年(1532)建立という、旧小山村の鎮守。
おかもと坂の坂下近く。
おかもと坂 宮下本町3-29と3-27の間を南西に上る。《地図》
旧家の家の名にちなむ坂名。
一番左が徳本(とくほん)念仏塔。独特の書体の字が書かれている。
「徳本念仏塔」説明板
はけの坂の坂下
はけ坂 六地蔵の南側を北東に上る。坂上は相模原北公園。《地図》
このあたりの小集落名による坂名。
両側は赤土のむき出たハケ(崖)だ。
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