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2006年11月 1日 (水)

座間市の坂-2

2006年11月1日

小田急相模原駅・・・府中街道(町田厚木線)・・・上小池坂・・・相武台駅前・・・大坂・・・むじな坂・・・富士山公園・浅間(せんげん)坂・・・相模原トンネル(町田厚木線)・・・座間公園・座間神社・・・飯綱坂・・・平和坂・・・平和の径・・・番神水・番神堂・・・円教寺・・・長宿の坂・・・杉田屋の坂・・・盆前坂・・・道祖神・・・閻魔堂・・・龍源寺(弁財天堂・龍源水)・・・鈴鹿明神社・・・観音坂(星の谷坂・鈴鹿坂)・・・星の谷観音・・・護王姫神社・三年坂・・・座間駅

 小田急相模原駅から南に小田急線の西側の府中街道、藤沢街道、鎌倉街道沿いの相模川河岸段丘の坂を歩きました。

 【地図

  写真をクリックすると拡大します。

Dsc00023 上小池坂 相武台1丁目の相武台病院の前を南西に上る府中街道(町田厚木線) 《地図

小字名からの坂名。傾斜はゆるい。

Dsc00029_1 大坂 キャンプ座間東側の大坂台公園の前を北東に上る町田厚木線。《地図

座間宿村では最大の坂であるため、この名がつけられた。『座間の道坂橋』

Dsc00033 むじな坂 大坂下の富士山公園バス停そばから北東に上る。右側が富士山公園 《地図

小字名の貉(むじな)谷戸からつけた坂名。

Dsc00034_1 坂上方向

Dsc00043_1 浅間(せんげん)坂 むじな坂下の富士山公園の南西山麓から北東方向に上る。《地図

【坂標】の説明文 「この坂はかつて富士山公園の山頂にあった浅間神社へ行く参道であったことに由来します」

Dsc00042 坂下から

Dsc00050_1 坂上

富士山公園の頂上。右側の一段高くなっている所が浅間神社の跡か?

Dsc00053_1 座間神社(座間1丁目、キャンプ座間の西側)

欽明天皇の頃の創建と伝える。もとは飯綱権現社といった。

Dsc00052 「座間神社」説明板

Dsc00056 飯綱坂 座間神社の北側から座間公園に上る坂。《地図

飯綱権現社に由来する坂名。

Dsc00057 坂上から

Dsc00535 平和坂 座間公園の南側から南に上り下る。《地図

大正10年の大改修によって、旧坂名の「六道坂」を改めた。『座間の道・坂・橋』
『かながわ 坂のある風景』によると、「平和」は東京上野で開催された「平和博覧会」にちなんだものだという。品川区の平和坂も同じ由来を持つ坂。その上にそれまで「六道の坂」と呼んでいたのを改めたのもここと同じで面白い附合だ。(『品川区の坂-2』に記載)

Dsc00534_1 右側面に、「西 座間宿へ三丁」

左側面に、「北 原町田へ二里半、南 厚木町へ約二里」と記されている。

Dsc00059_1 坂下方向(右側)

Dsc00533 平和坂下の馬頭観音など

Dsc00072 平和の径

平和坂の途中から真直ぐ進み、番神堂、番神水にいたる道。

Dsc00066 番神堂(入谷1丁目)

円教寺の附属。

Dsc00065番神水」説明板

大昔からの生活用水だった湧水。

Dsc00067 番神水公園

Dsc00068 今も透き通ってきれいな湧水。

Dsc00077 円教寺

健治元年(1275)の創建という日蓮宗の寺。

Dsc00075 「円教寺」説明板

Dsc00081_1 長宿の坂 円教寺の南の入谷1-3260と1-3272の間を北東に上る。《地図

字名からつけた坂名。

Dsc00082 坂上から

Dsc00084_1 杉田屋の坂 長宿の坂の坂上近くで交差し、北から東に上り、南西に下る。坂上は座間キャンプ。《地図

上り口の飴屋の屋号から名付けられた。『座間の道坂橋』

Dsc00090 坂下方向

盆前坂の坂下へ下る。 

Dsc00097_1 盆前坂(坂途中から坂上方向) 《地図

坂上付近に盆前塚があった。『座間の道坂橋』

Dsc00096 坂下方向

Dsc00095_1 坂上方向

Dsc00093 盆前坂の崖の横穴墓?

Dsc00102_1 道祖神と力石

杉田屋の坂下を進んだ所。道祖神の右側面に「原町田道」、左側面に「八王子・藤澤往還」と彫られている。明治40年の建立。

Dsc00099_1 「力石」の説明板

Dsc00104 閻魔堂(道祖神の南側の藤沢街道沿い)

Dsc00105_1 堂内の閻魔石像

Dsc00106 龍源院(閻魔堂の隣)

寛正2年(1461)年建立という曹洞宗の寺。往昔は富士山公園の西側にあったという。

Dsc00107 「龍源院」説明板

寺の開基伝説が載っている。

Dsc00110弁財天堂内(龍源院境内)

弁財天とお使いの蛇。ユーモラスでユニークだ。

Dsc00117 龍源水

古来からの生活、農業用水の湧水。不動明王が立っている。

Dsc00118_1 鈴鹿明神社(龍源院の隣)

Dsc00122_1 観音坂(星の谷坂) 星の谷観音坂下交差点(町田厚木線)から東に上る。《地図

坂上に星の谷観音。

Dsc00124 坂途中から

Dsc00126_1 坂上近くから

Dsc00133_1 星の谷観音

星の谷街道

行基の開基と伝える真言宗の寺。

Dsc00129 「星の谷観音」説明板

Dsc00132梵鐘

嘉禄3年(1227)の銘がある、全国で50番目、関東以北では2番目に古いという国指定重要文化財。

Dsc00130_1 「梵鐘」説明板

Dsc00530 護王姫神社(入谷1丁目) 右が入谷バイパス、左が鎌倉街道。

源義経の愛妾護王姫が、難産のためこの地で没したのを祀ったという安産の神。海老名市の伝承では、護王姫は鎌倉公方の家臣一色伊予守六郎の妻。関東管領足利義持に味方して今泉館に立てこもるところへ室町幕府軍に攻められ、下野国結城に敗走した。後に残された身重の護王姫は産川まで逃れ赤子を産んだが、追手により赤子は付近の川に投込まれた。姫は鎌倉街道を座間入谷まで落ち延びたがそこで落命した。入谷地区の人々は姫を護王姫大明神と崇め一社を建立したとされる。

Dsc00526護王姫神社

Dsc00144 三年坂 入谷バイパスの入谷1丁目の護王姫大明神の南側の歩道橋の脇から入り南に上る鎌倉街道。《地図

Dsc00143 【坂標】の説明文 「この坂道は鎌倉街道の一部です。「この坂で転ぶと三年後に死ぬ」といわれていることに由来する坂名といわれていますが、坂が急なため足元に気をつけよとの意味を込めた言い伝えと思われます」

Dsc00150 坂上から

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