相模原市の坂-9
2006年12月16日
古淵駅・・・ひのき坂・ひのき階段・・・ひのき橋(境川)・・・(横浜線)・・・(国道16号)・・・むじな坂・・・(国道16号)・・・日枝神社・・・幸延寺坂・幸延寺・・・下森鹿島ハナミズキ通り・・・(小田急線)・・・鹿嶋神社・青柳寺・・・地蔵様の坂・・・おみやの坂・長嶋神社・石上社・・・道正(どうしょう)坂・・・国道16号・・・相模大野駅(小田急線)
「ひのき」は小字名で、坂、階段、橋、公園と「ひのき」の名がつく所が多くあります。ひのき橋から境川沿いに横浜線をくぐり進むと新しく開かれたきれいでけっこう急な坂が鵜野森中学校の方へ上っています。国道16号を越えてむじな坂へ向いましたが、今はこのあたりはありふれた新興住宅街で、むじなやたぬきの出るような雰囲気は全くありません。むじな坂も幅の広い短い道で、坂とは呼べない感じ。このあたりはかつて大沼、中沼、小沼があり、むじな坂は小沼へ下っていた坂のようです。今のように家が建て混んでなく、草木が生い茂る寂しいところでむじなも出たのでしょう。あまりの変わりように狐か狸に化かされたようでした。
東に向い再び国道16号を越え幸延寺坂を下りました。昭和11年に寺の近くの畑から2万枚もの古銭が発見されました。北条氏の家臣だった寺の開基が小田原城落城の際にこれを持って逃走したとのこと。「坊主丸儲け」とはこのこと。坊さんもやるもんだ(ただし、この時はまだ武士だったのだろう)。幸延寺坂の坂下から下森鹿島ハナミズキ通りを南に、小田急線をくぐると町田の駅に近いせいか車の渋滞の列。青柳寺は武相困民党発祥の地の記念碑があります。
南に行くと坂下に子育地蔵の小堂がある地蔵様の坂。ここの地蔵さんは重ね着をさせられているせいかよく太って見えます。さらに南に長嶋神社前のおみやの坂へ出ました。神社の向いの石上社の小祠には二宮金次郎の小さなの像が祀られていました。坂の途中から神社に沿って進むと道正坂の石段が下っています。坂上あたりは道正山と呼ばれ、古墳時代末期の横穴墓も残っています。坂下は上鶴間高校でその南側は町田市で、大和市との境もすぐ近くです。国道16号に出て北へ、相模大野駅へと向いました。
【地図】写真をクリックすると拡大します。
ひのき坂 古淵4-17と4-32の間を西に上る。《地図》
小字名による坂名。坂上は鎌倉道。坂上の南側にひのき階段がある。
正面は横浜線
新しく開かれた坂らしい。
むじな坂(坂上から) 若松2-1と3-46の間を北西に上る。《地図》
かつて坂下には小沼があった。草木が生い茂りむじなの出るような所だったのだろう。
幸延寺坂の坂上近くの分岐点
幸延寺坂 鵜野森2丁目の幸延寺の南側を西方向に上る。《地図》
日蓮宗鎌倉妙本寺の末寺。
鹿島神社(上鶴間本町3丁目)
青柳寺(鹿島神社の隣)
日蓮宗身延山久遠寺の末寺
武相困民党発祥の地記念碑
地蔵様の坂 上鶴間本町6-24と6-28の間を南西に上る。《地図》
上鶴間本町9丁目の長嶋神社の北側を南西方向に上る。《地図》
右が長嶋神社、向かい側に石上社の小祠がある。
道正坂 上鶴間本町9-16と9-18の間を南西に上る石段。《地図》
かつて道正院があったと伝えられる。『さがみはらの地名』
| 固定リンク
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 坂道散歩(2021年11月~2022年6月)追加分(2022.06.20)
- 結城街道⑥(下館駅→日光街道合流地点)(2020.07.02)
- 結城街道⑤(岩瀬駅→下館駅)(2020.06.29)
- 結城街道④(稲田駅→岩瀬駅)(2020.06.23)
- 結城街道③(内原駅→稲田駅)(2020.06.19)
コメント
FM相模で七曲り坂のことを幾度となく放送するので興味があり、最近自転車で陽光台側から坂を下り相模原公園まで行き休憩するのが晴天日の気分転換になっています。坂上から遠くまで見渡せる景色に驚きましたが、名前も珍しいので七曲り坂は、歴史があり調べれば面白い事実があると思いインターネットで探してみました。
投稿: 相模原市民 | 2008年6月28日 (土) 20:17