多摩市の坂-4
2007年3月9日
永山駅(京王線)・・・ころげっと坂・・・諏訪神社・・・諏訪坂・番屋坂跡あたり・・・薬王寺・寺の坂跡・・・餅屋の坂・・・(京王線)・・・南の坂跡・・・多摩東公園・・・極楽の坂・・・寺坂・・・堂坂・行幸橋・・・聖蹟桜ヶ丘駅(京王線)
今日は坂道散歩というより、坂跡散歩という感じでした。それぞれに由来のある古い坂ですが昔の面影、雰囲気の残っている坂はありませんでした。
*寺坂は「多摩市の坂-1」に記載。
写真をクリックすると拡大します。
ころげっと(コロゲット)坂 貝取の鎌倉街道の永山橋交差点近くの南多摩教育会館とローソンの間を北西に上る。《地図》
関戸の関所で捕らえれれた罪人を坂下の処刑場まで連れて行くとき、この坂まで来るとなかなか進まず、ころがすように引いて行ったことからこのような名がついたという。
諏訪神社(諏訪1-8-3)
諏訪坂 諏訪神社前から府中町田線、馬引沢1丁目方向に上る。《地図》
正面が諏訪神社
寺の坂跡 薬王寺(写真正面)から京王線のトンネル(写真左)上あたりに上る坂か?《地図》
餅屋の坂 馬引沢2-13と2-14の間を東に上る。《地図》
「餅屋」という屋号の家が坂の近くにあった。
かつては坂上からさらに聖ヶ丘2丁目交差点付近にまで上っていたようだ。
南の坂跡 諏訪3丁目のグリーンメゾン内、諏訪けやき坂の北側。《地図》
このあたりは馬引沢地区の南部にあり、「南」と呼ばれていたことによる坂名だそうだ。
極楽の坂 聖ヶ丘4丁目の馬引沢南公園と多摩東公園の間を東に上る府中町田線。(剣橋?歩道橋から坂上方向)《地図》
多摩東公園あたりはなだらかな広い畑で「極楽」と呼んでいた。この極楽に向う坂なので「極楽の坂」といった。
堂坂(新道の坂上から) 関戸5丁目?の行幸橋交差点から乞田川(行幸橋)を越え南東に上る。《地図》
昔、行幸橋を渡り連光寺本村に入ったあたりに、お堂があった。連光寺にゆかりのあるお堂か?
急坂で竹が生い茂り、寂しく薄気味悪いところだった。ある満月の夜、若者がこの坂のお堂の近くまで来ると、老婆が月明かりの中で小豆を洗っていた。若者はもう腰を抜かすほどで、やっとのことで近くの民家へ駆け込んだ。家人たちがその場所へ行ってみても何もなく小川がさらさらと流れているだけであった。『多摩市の町名』 この若者は一本杉坂(「多摩市の坂-3」に記載)の話に出てくる若者と同一人物のような怖がり屋だ。小豆婆アの話はあちこちにあるようだ。
新道の途中から南方向に上る。
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