流山市の坂-3
2007年4月21日
流山セントラルパーク駅(つくばエクスプレス)・・・義左衛門(ギゼエモン)坂跡あたり・・・芳野観光ぶどう園・・・円徳寺坂・・・円徳寺・・・五斗蒔坂・・・坂川・・・桜山観音堂・・・つくばエクスプレス線沿いの坂・・・熊野神社の裏へ上る階段坂・・熊野神社・屁っぷり坂跡・・中交差点・・・大原神社・大原(だいばら)坂・・・大宮神社・・・飛地(飛血)山の南側・・・流山駅(流山電鉄)
【地図】
流山セントラルパーク駅は乗降客が少なく、そばには総合運動公園、生涯学習センターなどや新しい道路もできていますがますがなんだかなじめない駅の周辺です。義左衛門坂があったところは何ができるのか工事造成中です。芳野観光ぶどう園の門は大きくて立派な長屋門風で、昔からの名主か豪農の家だったのでしょう。南に行くと円徳寺坂がカーブして下っています。寺自体はなく、墓地と自治会館(元の本堂?)のようです。
八木南小学校の前の五斗蒔坂は短く、傾斜もゆるい坂で、五斗蒔坂は本当にこの坂なのかと思ってしまいます。むしろ小学校前から北方向に上る坂のほうがふさわしい感じがしました。ちょうど熊野神社の反対側の丘にある桜山観音堂の境内は今は墓地だけという状態で荒れていました。観音堂の前をさらに上って進むと、つくばエクスプレスの線路にぶつかります(上の写真)。写真の右上方向に流山セントラルパーク駅がありますが、このあたりはまだ電車の開通に伴う土地の造成工事中で、この坂は駅までは直接には通じていないようです。
桜山観音堂から広い車道へ戻り、南西に少し行くと木の桟の急な階段坂が北方向へ上っていて、坂上は熊野神社の境内の裏手に出ます。このあたりから東方向に「屁っぷり坂」が下っていたのでしょう。神奈川県三浦市にも同名の坂があります。急坂で農作業などの荷物を担いで上る時などは踏ん張ると思わず放屁してしまうことからこの坂名がついたのでしょう。いつでもどこでも人々の考えることは似たようなもので、坂名のつけ方にも表れているようです。中交差点から北西に入り大原神社の前の大原坂を下って大宮神社まで足を伸ばし、西に飛地山の南側を通り流山駅に出ました。
写真をクリックすると拡大します。
敷地の北側に「義左衛門坂」があったようだ。
小祠と庚申塔(手前が文化5年(1808)・後ろが天保12年(1841)の銘)
円徳寺坂の坂上近く。
円徳寺坂 芝崎433の円徳寺と思井の境を北東に上る。《地図》
右は自治会館で寺の本堂ではないようだ。
こちらの方長く傾斜もあり坂らしい。
五斗蒔坂 芝崎の八木南小学校の前を南に上る。《地図》
このあたりの田んぼに蒔く種の量からの坂名。『流山の道』
傾斜はゆるい。
右側は松戸市
文化15年(1818)建立の参道石段上の「弘法大師」石柱。「第二十?番」とある。
かなり荒れている感じだが、ここが桜山観音堂だろう。
このあたりから「屁っぷり坂」が右方向に下っていたようだ。
大原(だいばら)坂 大原神社の前から西から北西に下る。《地図》
宝暦4年(1754)の銘
説明板
飛地(血)山については、『流山の坂①』に記載。
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