四国遍路道(高知県-16)
2008年11月17日
民宿安宿・・・国道321号・下ノ加江大橋(下ノ加江川)・・・やすらぎ大師・・・鍵掛(かいかけ)橋・・・久百々川・・・大岐海岸・・・県道27号・・・以布利港・天満宮・・・魚つき保安林・・・窪津漁港・恵比寿神社・・・王子神社・・・桃ノ木谷橋・・・足摺岬・38番金剛福寺・・・白山洞門・・・木の股地蔵・・・白山(白皇)神社(38番奥の院)・・・民宿はっと
朝食が終わると4人はさっさと出発した。ここから足摺岬までは25kmほどでそんなに急ぐ必要はないがそれでも7時前には宿を出た。足摺岬までは海岸沿いの平坦な単調な道かと思っていたが、アップダウンを繰り返すカーブの続く道でこの方が飽きずに歩ける。時々、旧道のあしずり遍路道に入るがあまり通られていない荒れている所もある。
大岐海岸で国道を離れ、小さな木橋を渡り砂浜を行く。いい波が立ちサーファーたちが楽しんでいる。国道に戻って進み以布利港へ遍路道を下る。波打ち際を行くと前は崖で行き止まりになりそうでちょっと不安になるが、手前から草むらの中を細い遍路道が上っていた。魚つき保安林近くの遍路道(上の写真)の途中で前から来た中年女性のバイクが止まった。お菓子か果物のお接待かと思ったら歩いている所の写真を撮らせてくれという。歩く姿を前から写真に収めて満足そうだったが、編み笠を被っていればもっとよかったのになんて贅沢なことを言っていた。
窪津漁港を過ぎたあたりで遍路道に入り上って行く。下に広がる漁港の町並みの眺めがいい。かつては毎日のように鯨が来遊し、鯨の生け捕りで賑わったという。桃ノ木谷橋を過ぎるとそこは足摺岬という感じだ。夏の太陽のような陽射しが降り注ぐ天狗の鼻から足摺岬灯台方向の眺め、展望台からの天狗の鼻と断崖絶壁の景色を楽しんだ後、38番金剛福寺へ向う。参拝を済ませ大師ゆかりの足摺七不思議の残る遊歩道を進み、急な石段を白山洞門へ下る。荒波が岩を穿って造られた花崗岩の洞門はなかなか見ごたえがあった。そろそろ背中のリュックの重さがこたえてきたが石段を上り返し、木の股地蔵、白山神社から民宿「はっと」に入った。
この宿の釣り船(渡船)「はっと丸」は映画の「釣りバカ日誌」にも使われたそうだ。釣り客と遍路と観光客が泊まるという。女将さんの話によると「はっと」は帽子で以前は「ドライブインハット」だったが漏電事故で廃業になった。繁盛して名前も知られていた店だったのでハットはひらがなに変えて残し、主人(船長)が民宿を開いたそうだ。今日は釣り客2人と私。夕食は何種類もの豪華な魚料理で満腹になった。ただ釣りの話が中心となり門外漢にとってはちょっと残念な気分ではあった。
【ルート地図】
*参考:『土佐清水市観光ガイド』
写真をクリックすると拡大します。
下ノ加江川からの朝日
松原は見当たらなかった。
水量が多い時は小さな木橋は渡れず国道を歩くことになる。
小さな木橋を渡り右奥の崖下あたりまで波打ち際を行く遍路道。海岸なので道筋はついていない。
木々の間の遍路道に出る。
魚つき保安林の標識
森林が魚を寄せるという。人間も魚も森林に守られて生存しているのだろう。
逆行で強い陽射しだ。
四国最南端の地で昔から観音浄土に一番近い所と信じられ、ここから補陀洛渡海を夢見て船出した者も多くいた。今でも身投げが多い。ただし補陀洛信仰の捨身行ではなく、ただの自殺だ。
38番金剛福寺 【ルート地図】の④
多宝塔は源満仲の建立
ジョン万次郎の銅像
①地獄の穴
すぐ下の賽銭の所が底だ。
右下が不動岩か?
鳥居ではなく足摺岬灯台が立つ。
この地に生える笹はこれ以上大きくならないというが笹は少ない。
右を向いている亀に見える。
これを入れると足摺八不思議になるが? 土佐清水市の足摺七不思議にはこれが入っている。 「竜の駒」・「竜灯の松」などを七不思議に入れる説もあり、諸説様々のようだ。
白山洞門 【ルート地図】の⑤
密教における胎蔵界で、金剛福寺が金剛界。
根っこ近くの間に地蔵さん。
もとは白皇権現を白皇山頂(433m)に祀っていた。明治の神仏分離で白皇神社となり、その後白山洞門上の白山権現と合祀され当地に社殿を造営し、遷座した。
鳥居には「白山神社」、社殿の扁額には「白皇山」とある。
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