« 四国遍路道(高知県-15) | トップページ | 四国遍路道(高知県-17) »

2008年11月29日 (土)

四国遍路道(高知県-16)

2008年11月17日

Img_4460 民宿安宿・・・国道321号・下ノ加江大橋(下ノ加江川)・・・やすらぎ大師・・・鍵掛(かいかけ)橋・・・久百々川・・・大岐海岸・・・県道27号・・・以布利港・天満宮・・・魚つき保安林・・・窪津漁港・恵比寿神社・・・王子神社・・・桃ノ木谷橋・・・足摺岬・38番金剛福寺・・・白山洞門・・・木の股地蔵・・・白山(白皇)神社(38番奥の院)・・・民宿はっと

 朝食が終わると4人はさっさと出発した。ここから足摺岬までは25kmほどでそんなに急ぐ必要はないがそれでも7時前には宿を出た。足摺岬までは海岸沿いの平坦な単調な道かと思っていたが、アップダウンを繰り返すカーブの続く道でこの方が飽きずに歩ける。時々、旧道のあしずり遍路道に入るがあまり通られていない荒れている所もある。

 大岐海岸で国道を離れ、小さな木橋を渡り砂浜を行く。いい波が立ちサーファーたちが楽しんでいる。国道に戻って進み以布利港へ遍路道を下る。波打ち際を行くと前は崖で行き止まりになりそうでちょっと不安になるが、手前から草むらの中を細い遍路道が上っていた。魚つき保安林近くの遍路道(上の写真)の途中で前から来た中年女性のバイクが止まった。お菓子か果物のお接待かと思ったら歩いている所の写真を撮らせてくれという。歩く姿を前から写真に収めて満足そうだったが、編み笠を被っていればもっとよかったのになんて贅沢なことを言っていた。

 窪津漁港を過ぎたあたりで遍路道に入り上って行く。下に広がる漁港の町並みの眺めがいい。かつては毎日のように鯨が来遊し、鯨の生け捕りで賑わったという。桃ノ木谷橋を過ぎるとそこは足摺岬という感じだ。夏の太陽のような陽射しが降り注ぐ天狗の鼻から足摺岬灯台方向の眺め、展望台からの天狗の鼻と断崖絶壁の景色を楽しんだ後、38番金剛福寺へ向う。参拝を済ませ大師ゆかりの足摺七不思議の残る遊歩道を進み、急な石段を白山洞門へ下る。荒波が岩を穿って造られた花崗岩の洞門はなかなか見ごたえがあった。そろそろ背中のリュックの重さがこたえてきたが石段を上り返し、木の股地蔵、白山神社から民宿「はっと」に入った。

 この宿の釣り船(渡船)「はっと丸」は映画の「釣りバカ日誌」にも使われたそうだ。釣り客と遍路と観光客が泊まるという。女将さんの話によると「はっと」は帽子で以前は「ドライブインハット」だったが漏電事故で廃業になった。繁盛して名前も知られていた店だったのでハットはひらがなに変えて残し、主人(船長)が民宿を開いたそうだ。今日は釣り客2人と私。夕食は何種類もの豪華な魚料理で満腹になった。ただ釣りの話が中心となり門外漢にとってはちょっと残念な気分ではあった。

  【ルート地図

  *参考:『土佐清水市観光ガイド

  写真をクリックすると拡大します。

Img_4355下ノ加江川からの朝日

Img_4359 やすらぎ大師(右) 【ルート地図】の①

Img_4824 堂内には可愛い大師さんが。

Img_4372 下ノ加江海岸

Img_4374 起伏のある国道321号を行く。

Img_4398 大岐松原説明板

松原は見当たらなかった。

Img_4403 大岐海岸 【ルート地図】の②

水量が多い時は小さな木橋は渡れず国道を歩くことになる。

Img_4404 説明板

Img_4416 サーファーたちが季節を問わず訪れる浜辺。

Img_4434 以布利港へ下る坂

Img_4447 以布利港

Img_4444天満宮

Img_4451 波打ち際の遍路道

小さな木橋を渡り右奥の崖下あたりまで波打ち際を行く遍路道。海岸なので道筋はついていない。

Img_4454 ここから海岸から離れ上って行く。

Img_4459木々の間の遍路道に出る。

Img_4462 魚つき保安林の標識

森林が魚を寄せるという。人間も魚も森林に守られて生存しているのだろう。

Img_4467倒木などで荒れている遍路道もある。

Img_4482 窪津漁港へ向う県道27号から

Img_4486 窪津漁港 【ルート地図】の③

Img_4487 鯨の生捕り説明板

Img_4500 遍路道から窪津漁港

Img_4527 岩が御神体か

Img_4547 足摺岬案内図

Img_4540 天狗の鼻から足摺岬灯台

逆行で強い陽射しだ。

四国最南端の地で昔から観音浄土に一番近い所と信じられ、ここから補陀洛渡海を夢見て船出した者も多くいた。今でも身投げが多い。ただし補陀洛信仰の捨身行ではなく、ただの自殺だ。

Img_4549 展望台から天狗の鼻

Img_4556 38番金剛福寺 【ルート地図】の④

Img_4568 本堂(左)・大師堂(中央)・多宝塔(右奥)

Img_4564 多宝塔は源満仲の建立

Img_4570ジョン万次郎の銅像

Img_4572 足摺七不思議

①地獄の穴

すぐ下の賽銭の所が底だ。

Img_4571 説明板

Img_4575 ②大師の爪書き石

Img_4574 説明板

Img_4578_2③亀呼場

右下が不動岩か?

Img_4577 説明板

Img_4581 ④大師一夜建立ならずの華表(とりい)

鳥居ではなく足摺岬灯台が立つ。

Img_4580 説明板

Img_4587 ⑤ゆるぎ石

Img_4586 説明板

Img_4590 ⑥根笹

この地に生える笹はこれ以上大きくならないというが笹は少ない。

Img_4597 ⑦亀石

右を向いている亀に見える。

Img_4596 説明板

Img_4592 汐の満干手水鉢

これを入れると足摺八不思議になるが? 土佐清水市の足摺七不思議にはこれが入っている。 「竜の駒」・「竜灯の松」などを七不思議に入れる説もあり、諸説様々のようだ。

Img_4591 説明板

Img_4599 急な石段を下って白山洞門へ

Img_4603 白山洞門 【ルート地図】の⑤

密教における胎蔵界で、金剛福寺が金剛界。

Img_4613 説明板

Img_4611 木の股地蔵

根っこ近くの間に地蔵さん。

Img_4610 地蔵さんが二体

Img_4616 白山神社(38番奥の院)

もとは白皇権現を白皇山頂(433m)に祀っていた。明治の神仏分離で白皇神社となり、その後白山洞門上の白山権現と合祀され当地に社殿を造営し、遷座した。

鳥居には「白山神社」、社殿の扁額には「白皇山」とある。

Img_4620民宿はっと

|

« 四国遍路道(高知県-15) | トップページ | 四国遍路道(高知県-17) »

「旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/161343/43265440

この記事へのトラックバック一覧です: 四国遍路道(高知県-16):

« 四国遍路道(高知県-15) | トップページ | 四国遍路道(高知県-17) »