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2008年11月 2日 (日)

四国遍路道(高知県-8)

2008年10月21日

Img_3211 レインボー北星・・・土佐神社・30番善楽寺・・・県道251号・・・土佐神社お旅所・・・(JR土讃線)・・・国分川・・・文殊通駅(土佐電鉄御免線)・・・舟入川・・・絶海池・・・お馬邸跡あたり・・・牧野植物園・・・31番竹林寺・・・百々軒橋(下田川)・・・(遍路橋)・・・武市半平太旧宅・瑞山神社・・・石土トンネル・・・石土池・石土神社・・・32番禅師峯寺・・・県道14号・・・浦戸大橋(浦戸湾)・・・浦戸城跡・坂本龍馬記念館・・・南浦地蔵尊・石丸神社・一領具足碑・・・桂浜花海道(県道14号)・・・宇賀神社・・・住吉神社・・・新川川・・・嶋宮神社・・・秦神社・長浜城跡・西宮神社・33番雪蹊寺・・・高知屋

 土佐国一の宮の土佐神社の境内から善楽寺へ入る。沖縄の青年野宿遍路が参拝を終え出て行く所だった。こちらが寺を出る頃、昨日同宿だった外人娘遍路がやって来た。この後、彼女とは36番青龍寺の先まで、先になったり後になったりして進むことになる。中高年おじさん一人歩き遍路が圧倒的に多い中の花遍路だろう。善楽寺から南に向う道路は通勤時間帯でもあり車で混雑し歩きにくい。小学生の通学路にもなっていて危なっかしい感じだが子どもは慣れたものですいすい歩いて行く。

 路面電車の文殊通駅を越え、絶海池を渡ると遍路道に入り五台山への登りとなる。このあたりに「よさこい節」の娘、お馬さんの実家の鋳掛屋があったようだ。登って牧野植物園の中を進むと竹林寺に出る。竹林寺からは不規則に石が転がる急な遍路道(上の写真)を下って行く。下田川を渡り川沿いに進み県道247号に出て南下し、途中の武市半平太旧宅、瑞山神社に寄る。石土トンネルを抜け、石土池に沿って左に曲がり進むと32番禅師峰寺への登りとなる。船の安全航行を見守ってきた船魂観音だけに境内からの眺めがいい。

 ここから33番雪渓寺へは種崎渡船場へ出て、フェリー(無料)で浦戸湾を渡るのが普通のルートだが、浦戸城跡などに寄りたいので浦戸大橋(1480m)を渡ることにする。この橋には両側に歩行者通路がついているが狭く、一人通るのがやっとですれ違いは無理。といっても歩いている人はいないが。かなりの高さまで上って行き、風が強くそばを大型ダンプが通ると吸い込まれて通路から落ちそうに感じる。風雨だったら渡るのをやめたかも。

 どうにか橋を渡り、遊歩道を坂本龍馬記念館や日時計、国民宿舎桂浜荘の建つ浦戸城跡に登る。ちょうど2時頃で暑い。強い陽射しが海に反射している。一回りして元の遊歩道に戻りかけたら、外人娘遍路が日時計の所から海の方を眺めている。確か禅師峯寺では見かけたが、いつ浦戸大橋を渡ってきたのか。浦戸城跡か坂本龍馬記念館に興味があるとも思えず、それとも種崎渡船場へ行くつもりで道を間違えたか。それなら橋の手前で気づくはずだが。まあどうでもいいことを考えながら海岸沿いの桂浜花海道(県道14号)へ下り、山内一豊入城の際の浦戸一揆のゆかりの地などに寄り、フェリー乗場の対岸の新川川沿いを西に進み33番雪蹊寺に向う。もう4時近くなのに雪蹊寺には参拝者が多い。隣りの秦神社は誰もいない。ここも長宗我部氏に縁のある神社なのだが。

 今日の泊まりは雪蹊寺前の高知屋だ。宿泊者が8組なので大きな風呂を沸かすという。8組といってもほとんどが一人歩き遍路。普段は2.3人、泊まり客が0の日もあるのだろう。夕食は狭い畳敷きの食堂が一杯の感じだ。テーブルに座るとすぐに向かいの人とビールを飲み、飯を食べながらお喋りが始まる。これが楽しい。私の向かいは静岡のOさん、区切り打ちで今回はここから、愛媛県まで入る予定という。情報交換などしながら皆わいわい賑やかに盛り上がっているが、どこかの会社の宴会のようにはダラダラとは続かない。今日の疲れと明日の予定のこともあり、30分もすればお開きで皆、さっと引上げる。部屋に戻って35番清滝寺近くの明日の宿の手配をするが3軒ともダメ。(①満員、②電話が通ぜず、③食事なし)。予定を変更し36番青龍寺の奥の院そばの国民宿舎土佐を予約し9時過ぎには寝てしまった。

  【ルート地図】 

  写真をクリックすると拡大します。

Img_3177 土佐神社楼門

神光門とも呼ばれる、国の重要文化財。

Img_3167 本殿

「しなねさま」とも呼ばれる土佐国の一の宮、総鎮守。入蜻蛉(とんぼ)形式の本殿。

Img_3166 説明板

Img_3170鼓楼

Img_3168 説明板

Img_3163 礫石(つぶていし)

Img_3162 説明板

Img_3172 30番善楽寺 【ルート地図】の①

もう一つの30番札所だった安楽寺(今は30番の奥の院)は高知駅の近くにある。(10月27日に参拝の予定)

Img_3173 大師堂

Img_3175 梅見地蔵

首から上の病気にご利益があるそうだ。

Img_3174 説明板

Img_3181 土佐神社お旅所

Img_3180 説明板

Img_3186 文殊通駅

土佐電鉄御免線の路面電車

Img_3188 絶海池 【ルート地図】の②

絶海中津(ぜっかいちゅうしん)にゆかりのある池なのか。池というより河口の感じだ。

Img_3191 お馬邸跡あたり 

「よさこい節」のヒロイン、お馬さんは竹林寺の下のこのあたりの鋳掛屋の娘だった。27番神峯寺近くにもゆかりの地がある。『四国遍路道(高知県⑤)

Img_3195 31番竹林寺へ上って行く。

Img_3196 牧野富太郎記念館(牧野植物園)

Img_3197 植物園の庭を通る。

Img_3198 31番竹林寺山門 《地図

Img_3199 本堂

本尊は文殊菩薩。「よさこい節」の坊さん、純信はこの寺の脇坊の僧。かんざしを贈ったお馬さんと駆落ちし、讃岐で捕まり、追放され寺子屋の先生になったとか。

Img_3200 大師堂

Img_3202 五重塔

明治32年に台風で倒壊した三重塔を昭和55年に五重塔として再建。

Img_3206 一言地蔵

ひとつの願いをかなえる地蔵さん。

Img_3218 百々軒橋(下田川)から竹林寺方向

正面上に五重塔の先端部分が見える。下は五台山小学校。

Img_3223 武市半平太旧宅(正面中央) 【ルート地図】の③

本名は小楯、号は瑞山、通称が半平太。尊王攘夷論者で公武合体派の吉田東洋を暗殺、山内容堂に憎まれ投獄、自刃させられた。坂本龍馬とは遠縁にあたる。旧宅といっても今でも人の居住する普通の住宅。

Img_3225 説明板

Img_3227 瑞山神社

Img_3228 武市半平太の墓

Img_3235 石土池

Img_3238 石土神社

Img_3237 説明板

Img_3243 32番禅師峯寺仁王門 《地図

Img_3244 本堂・大師堂(左)

通称峰寺(みねんじ)、本尊の十一面観音は海上守護の船魂観音。

Img_3250 説明板

Img_3246 桂浜方向(境内から)

Img_3255 浦戸大橋へ上る。

Img_3256 歩いて渡るのには長い橋だ。1480mもある。

Img_3261浦戸大橋から高知新港、禅師峯寺方向

Img_3273浦戸城跡の詰の段から 【ルート地図】の④

長宗我部氏から山内氏の城になり、山内氏が高知城に移った後は廃城になった。

Img_3276 説明板①

Img_3277 説明板②

Img_3283 浦戸城の井戸跡

Img_3280 浦戸城跡の坂本龍馬記念館と日時計

ちゃんと2時を指している。

Img_3288南浦地蔵尊 《地図

浦戸一揆(関が原の合戦で豊臣方に与した長宗我部元親の子・盛親は除封され、替わって山内一豊が入城した。 これに抵抗して長宗我部氏の遺臣の一領具足(有力農民の長宗我部氏の下級武士団)たちが起こした一揆)の慰霊、供養のために建立された六地蔵。

Img_3287 説明板

Img_3290 石丸神社

これも浦戸一揆の鎮護の神社。一揆で討たれた273人の一領具足たちの胴体を埋めたという塚の上に立つ。首は塩づけにして大坂に送られた。

Img_3289 説明板

Img_3291 一領具足碑

Img_3299 宇賀神社 《地図

神社のある小丘を宇賀塚、糠塚と呼び、天武天皇時代の宇賀長者の伝説がある。

Img_3298 説明板

Img_3301 浦戸漁港?から浦戸大橋

Img_3304 住吉神社 《地図

石段上に小社がある。

Img_3305 説明板

Img_3306 新川川から浦戸湾

正面左がフェリーの長浜乗船場。正面右奥が浦戸大橋。

Img_3310 嶋宮神社

Img_3315 秦神社(雪渓寺の隣り)

祭神は長宗我部元親。長宗我部氏の祖先は信濃の渡来系豪族の秦氏ともいわれている。

Img_3314 説明板

Img_3313 長浜城跡(秦神社と雪渓寺の背後の山)

本山氏の家臣の大窪美作守の城。永禄3年(1560)に長宗我部国親によって落城した。

Img_3316 長浜城址説明板

Img_3318 西宮神社(秦神社境内)

Img_3317 説明板

Img_3321 33番雪蹊寺(正面が本堂・右が大師堂) 【ルート地図】の⑤

臨済宗の寺、長宗我部家の菩提寺。雪渓は元親の法名からとった。

Img_3322 説明板

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