四国遍路道(愛媛県-2)
2008年11月21日
ビジネスホテル春日・・・国道56号(宿毛街道)・・・八百坂峠・八百坂(はっぴゃくざか)(右の写真)・・・菊川橋(菊川)・・・厳島神社・・・室手海岸・・・柏坂・柳水大師・柏坂峠(460m)・清水大師(番外霊場)・宇和島市・つわな奥展望台・思案の石・思案坂・・・茶堂大師・・・番頭橋(芳原川)・・・地主橋(芳原川)・・・(国道56号)・・・鴨田橋(芳原川)・遍路休憩所・・・芳原川・・・巽橋(芳原川)・・・津島大橋(岩松川)・・・よしの屋旅館
国道56号を八百坂峠に上り、八百坂を下って菊川小学校の前を通り、そこから間違って相川橋を渡ってどんどん進んでしまった。かなりのロスタイムだ。戻って国道に出て早足で進み室手海岸の上あたりで休んでいると、高年2人組遍路と女人野宿遍路が追い抜いて行った。そのすぐ後から偏食青年遍路がやって来た。今日も柏坂峠は越えずに国道56号を行くという。なんだかもったいない気がする。
柏郵便局で、内海中学校の生徒が作った『柏坂越えのみち』(柏坂へんろ道マップ)のイラスト地図付きの6枚の案内図をもらい、いざ柏坂峠へ出発だ。案内図と道沿いの道標、説明板などで歩くのが楽しくなる。所々におかしな「トッポ話」が掲げてある。下ネタ風の話もあり、さすがに中学生のコメントはない。疲れない飽きさせない遍路道だ。標高460mの柏坂峠のすぐ下に清水大師がある。峠を越えると宇和島市で緩やかに長い下りとなる。すぐ先のつわな奥展望台からの由良半島、由良岬方向の眺めも素晴らしい。途中、思案坂なんて思ってもみなかった坂にも出会えて坂道散歩人としては大満足といったところだ。
下り切って地主橋から国道56号に沿って流れる芳原川の川岸を進み、途中、鴨田橋を渡った所の遍路休憩所を兼ねた店で菓子パンを買って遅い昼飯とし、津島大橋を渡って今日の宿、よしのや旅館に早めに入った。泊り客は私と車で札所を回っているらしい夫婦連れの2組。夫婦は外へ食べに行って夕食は私一人。湯豆腐の鍋が嬉しかった。
【ルート地図】(408→417)
*参考:『柏坂へんろみちマップ』
写真をクリックすると拡大します。
八百坂バス停がある。
国道56号へ上る。
柏坂への遍路道沿い
坂上り21丁(2289m) よこ28丁(平らな所872m) 下り36丁(3924m)で柏坂越えは全長7085mとなる。(内海中学校の生徒の計算)
所々に童謡詩人野口雨情の歌碑が7本立つ。
昭和12年頃に柏に1週間ほど滞在したそうだ。
【ル-ト地図】の412右の湧き水は涸れているようだ。このあたりで愛南町から宇和島市に入る。
このあたりが柏坂峠(460m)
切り株だけ残る。
「つわな」は、「つわ菜」で「つわぶき」のことか? 展望台あたりにたくさんあるそうだが、どれか分からず。また、つわな「奥」とはどういう意味なのか?
他人をだますようなホラ話ではなく、滑稽で聞く人を笑わせる内容のホラを吹く話を「トッポ話」というそうだ。
【ル-ト地図】の415顔がちょっと・・・、耳も大きすぎるよ。
巽橋の先で岩松川と合流し、岩松港へ注ぐ。
津島大橋(岩松川)から岩松港、北灘湾方向 【ルート地図】の416
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