奥州街道(十和田市街→七戸宿→野辺地宿)
2009年9月17日
十和田市駅 バス→洞内・・・国道4号・・・砂土路川・・・北野の松並木・・・旧道・池ノ平の一里塚・・・川去川・・・大林川・・・旧道・・・蒼前(そうぜん)神社・・・七戸橋(七戸川)・・・青岩寺・・・柏葉公園・七戸城跡・七戸神明宮・・・天王神社・・・蛇坂・・・七戸小学校・・・七戸体育館・・・七戸文化村・道の駅しちのへ・・・国道4号・(東北新幹線七戸駅(工事中))・・県営農大校・・・七戸松並木・諏訪牧場・・・中野川・・・庚申碑の追分石・国道4号(奥州街道上道(近道))・・・七戸役場・・・道ノ上の一里塚跡・・・坪橋(坪川)・・・旧道・・・柳平の一里塚跡・・・(みちのく道路)・・・追分石・・・千曳神社の鳥居・・・尾山頭・・・上北自動車学校・・・国道4号・・・千曳交差点・・・県道8号・・東北町消防団東北第三分団・旧道・・・千曳農村公園・・・千曳小学校・・・明治天皇親巡蹟・・・県道8号・・・石坂・・・国道4号・・・野辺地川・・・国道279号・・・松ノ木平跨線橋(東北本線)・・・鳴沢橋(野辺地川)・本町通り商店街・・・奥州街道下道(本道)合流点・・・下町集会所・・・県道246号・・・国道279号・・・野辺地駅(東北本線)→八戸駅(八戸線)→本八戸駅
6時30分の上北町行きのバスで昨日歩いた最終地点の洞内まで行く。10分ほどだが乗客は我一人だ。国道4号を砂土路川へ下って上る。北野の松並木にさしかかる頃、小学生達とすれ違い挨拶し言葉を交わす。洞内小学校まで歩いて通っているのだ。アップダウウンの道で、ここから2kmくらいはあるか。雪の日もあるだろう。きっと学校は楽しいのだろう。
しばらく国道を進むと左のモ-テルに入る道があり、それが旧道で池ノ平の一里塚が東西に残っている。塚の間を行くとすぐに国道に合流する。小さな川去川、大林川を越えると旧道は直進して七戸町の町並みに入る。青岩寺に寄り、柏葉公園の七戸城跡に上る。天王神社の前からは左右に坂が上っている。左が蛇坂だろう。七戸小学校沿いに進むと、七戸体育館、合同庁舎や新築工事中の建物のある一画に出る。さらに北に行き右折すると国道4号との交差点に道の駅しちのへ・七戸文化村がある。この北側に新幹線の七戸十和田駅が工事中だった。近々(開業予定は2010年12月)このあたりはもっと賑やかになるだろう。
七戸松並木を進む。右手は広大な諏訪牧場だ。中野川を渡ると、街道は本道(下道)と近道(上道)に分岐する。参勤交代などの公式ルートは本道を往来したようだが、今は水田の造成などで道が消えている部分がある。近道(国道4号)を進み、坪川を渡り、左へ旧道へ入り上る。集落が途切れると両側には刈り入れ前の田んぼが広がり明るく静かな道となり気分がいい。
柳平の一里塚跡を過ぎ、みちのく道路を越すと林間の往時の街道情緒の残る道となる。上って下ると千曳神社への追分石がある。ここから先は旧道は直進するように進むが上北自動車学校の先で、国道4号に阻まれ旧道は途絶えてしまった。国道によじ登り、下って県道8号に出てすぐに左に旧道に入る。ここも分かりづらい所だ。右手に広がる草原(上の写真)を見ながら進み、左の千曳小学校を過ぎると給水塔の下に明治天皇親巡蹟が立っている。ここから天皇も眺めた野辺地湾方向の眺めを楽しみ、ゆるやかに下って県道8号に出て石坂を下る。
国道4号に合流し、野辺地川を越え、県道279号に入り野辺地の市街地へと向う。電車の時刻を気にしながら、本町通りまで行き、本道との合流点から本道を逆にたどって見る。(坊ノ塚)一里塚の道路標識を見て、本道の道筋を(勝手に)納得し、駆け足で野辺地駅に向った。これで今回の奥州街道歩きは終了で明日は帰るだけ。今夜も「みろく横丁」で反省会、打ち上げ会を盛大にやろうか。
【ルート地図】
写真をクリックすると拡大します。
明治末年に軍馬補充部三本木支部が草刈用地の防風林として土手上に植林したもの。江戸時代には雑木林だった。
モ-テルの前を通り、一里塚を通り抜けた地点から左が東塚、右が西塚。
蒼前(そうぜん)神社
奥州街道本道にも「蒼前平の一里塚」があり、近くに蒼前神社がある。野辺地の「宗善の社」も「蒼前の社」だろう。
七戸橋から七戸川 《地図》
青岩寺の山門 《地図》
七戸城の城門を移築。
「右ハ もりおかミち 左ハ 在郷ミち」(明和2年(1765))
かつては街道筋にあった。
庁舎の屋上には、「町民の願い新幹線七戸駅早期完成を」の看板が掛かっている。
駅名は七戸駅ではなく、「七戸十和田駅」に決定した。この先の国道4号沿いの七戸文化村のそばに工事中で2010年12月の新幹線、八戸→新青森間開業とともに駅も開業予定という。
七戸城の土塁跡か
鎌倉時代に作田川と七戸川の合流点北側の台地に築かれ、南北朝時代に根城南部氏二代の南部政長により整備された。八戸の根城とともに南朝方の拠点でもあった。代々の七戸南部氏の居城で、南部氏の中でも権力を持っていたが、天正19年(1591)の九戸政実の乱で、七戸(南部)家国は九戸方として南部信直と戦い敗北した。その後も破却を免れ、七戸城とその領域は盛岡南部藩の直轄地となり代官所が置かれていた。堀や土塁などが残り、本丸は七戸神明宮境内、二の丸は柏葉公園となっている。
薄れて見にくい。
旧郷社。
牛頭天王社・八坂神社・須賀神社とも呼び、祭神はスサノオ命。
この坂も蛇のようにくねっている。
蛇坂 《地図》
天王社の前から左に上る。
七戸町文化村(道の駅しちのへ)
2010年12月開業予定
中野川を渡り、本道(下道・天間舘の方)と近道(上道・左の坪の方)へ分かれる。
近道は坪川を渡り左へ旧道へ入る。
近道は柳平の一里塚から尾山頭を通り、国道4号を越え、石坂を下って野辺地へ向う。国道4号を越えるあたりで道は一時途切れているようだ。
諏訪牧場 《地図》
本道(下道、県道173号)は右へ、近道(上道・坪道、国道4号)は左へ行く。右の宮沢医院の前に庚申塔がある。 【ルート地図】の213
本道は天間館の一里塚~蒼前平の一里塚~坊ノ塚の一里塚~野辺地へと続くが、途中で水田の造成などで道は途切れている所がある。
「右ハ野辺地本道 左ハ同近道」で、左の近道(上道)を行く。
七戸町役場近くの「みちのく銀行」の所。
左へ上る。
今の道は西へふくらむようにカーブしているが、昔はこのあたりは広大な原野で、街道は直線的に進み、田んぼの中を通っていた。
左のベンチで休憩。澄んだ空気の中、強い陽射しを正面から受け、じりじり焦げてきそうになった。
「千曳神社 右千曳道 左野辺地道」
坪村民の建立
ここを正面方向に直進するのが旧道。千曳神社は大同2年(807)創建の伝承あり。地域民の信仰が厚く、南部藩主も領内視察の際に参詣し、幕府の巡検使も参拝している。
まあ右へ車道を迂回した方が無難なようで、日本中央の碑保存館にも寄れるだろう。
上北自動車学校も見えてきて一安心と思いきや・・・・。《地図》
左に回りこむように進んだのだが。右へ行くべきだったのか? 右への道があったのか未確認。
尾山茶屋があったのはこのあたりか?
石敷きの道ではないのか? ここから先で道は途切れてしまう。右の少し上を国道4号が走っている。
雑草を押し分け、右のガードレールをよじ登り、国道4号に這い上がる。
ここから千曳交差点まで下り、右へ入り県道8号に出た。この間の旧道は国道建設や開発事業で姿を消した部分だろう。
南側に一里塚があった。戦後の開拓の際に取り払われた。
坂下あたりに茶屋があったという。
中野で分かれた本道(下道)との合流点近く。
下町集会所(鳥居のある所) 《地図》
本道に入り上った所。
明和9年(1768)の建立で、集会所の背後の崖上の「家善の社」に祀られていた。家善は「宗善」だそうで、「蒼前」の社なのだろう。
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コメント
ご指摘の通り、「さいとう坂」は階段坂で参考にした「青森県歴史の道調査報告書(奥州街道)」にも、「コンクリートの階段道を北の低地におりる」と記載されていました。うっかりしました。坂道散歩としては残念です。再訪するには遠過ぎるので関連記事を訂正します。でも写真の坂が「町坂(まちじゃか)」という名のある坂と知って少しは安心しました。
投稿: さいとう坂(坂道散歩) | 2011年9月30日 (金) 11:47
偶然出会ったこの奥州街道紹介ブログ。自分が旅をしてるかのようにのめり込んで一気に読み終えるのが惜しいくらいでした。一つ残念なのは『五戸のさいとう坂(昔は階段とか)』写真のとこは町坂(まちじゃか)です。さいとう坂の階段はそこから東へ150mの処に今もあります
失礼
投稿: | 2011年9月30日 (金) 08:14
むつ市の松井と言います。
我々は江戸時代の古文書の「原始謾筆風土年表」(村林源助 著)の勉強をしています。
この書は著者が引退してから書かれていますが28歳頃「江戸・伊勢・上方旅行」をしています。
その時、野辺地と七戸の間が2つのルートがあると書かれていました。そこでこちらの紀行文を参考にして勉強会に生かしたいと思いますので、よろしくお願いします。
投稿: 松井 哲朗 | 2011年3月20日 (日) 10:23