筑波街道②
2010年8月2日
土浦駅(JR常磐線)バス→土浦一高前・水戸街道追分・八坂通り・・・八坂神社・・・国道125号・・・真壁跨道橋(国道6号)・・旧道・・・国道125号・・・稲荷社・・・並木橋(常磐自動車道)・・・藤沢小学校・旧道・・国道125号・・藤沢下宿・・・道標(藤沢十字路)・・・神宮寺・・・藤沢城址・・・藤原藤房卿遺跡・・・遍照寺・八坂神社・旧道・・・二十三夜塔板碑・・国道125号・・・鹿島神社・・・(県道201号)・・・(県道53号)・・・旧道・・・小田集落・解脱寺・・・庚申塔道標・・・八坂神社・・・延寿院・・・八幡橋(八幡川)・・・北条新田交差点・・・八坂神社・・・つくば道道標・・・(裏堀用水路)・・・(つくばリンリンロード)・・・国道125号・・・旧筑波庁舎バス→つくば駅(つくばエクスプレス)
*筑波山神社→筑波山→つくば道道標は『筑波山・つくば道(筑波街道①)』に、北条の町は『つくば市の坂』に記載。『宝篋山①②』にも周辺の記事がある。
【ル-ト地図】
写真をクリックすると拡大します。
土浦一高前で旧水戸街道から左に筑波街道の八坂通りに入る。もとは分岐点に土浦最古の真壁の道標(享保17年(1732))があった。「左きよたきつくば 右 ふちう水戸」で、「きよたき」は坂東三十三観音霊場の26番の清瀧寺、「ふちう」は国府のあった石岡のこと。今は市立博物館に移されている。 【ル-ト地図】の1
土浦一高のゴシック様式の旧本館校舎は国の重要文化財。
2010年8月18日撮影(水戸市立博物館)
ムクの木、けやきなどの大木が参道に並ぶ。
常名清水バス停そば。
この暑さの中、往復3kmは遠慮した。後で調べると墳丘は残っていない。行かなくて正解だった。
藤沢下宿へ入ると立派な家並みが続く。 《地図》
この先が藤沢十字路
「都和村 並木 真鍋 小田 北条」などの地名が見える。都和村(つわむら)はなくなったが、都和という地名は残っている。
直進する県道は藤沢城址の間を切り通して造られたようだ。
藤沢城址 【ル-ト地図】の3
ここは私有地なのだろう。案内板、説明板などはない。ちょうど車で農作業に来たおじさんに確認し、ここで間違いなし。周辺の昔の様子などを聞く。むし暑いことこの上なく、お互いの顔から汗が流れ落ちていた。
南北朝時代から戦国時代の末期まで、この先の小田氏の小田城の支城だった。豊臣秀吉によって攻められて小田城は落ち、藤沢城も廃城となった。
民家の敷地内
藤原藤房卿遺跡
小田治久は北畠親房を小田城に迎えた、藤原氏の家系の宇都宮氏の支流の小田家の8代当主。小田治久が南朝方となったのは藤原藤房の影響からか。
東海道の石部宿手前の三雲駅前には「微妙大師万里小路藤原藤房卿墓所」への道標石柱が立つ。『東海道(水口宿→石部宿)』に記載。日光西街道(壬生通)にも藤房ゆかりの「公家塚」があるそうで、藤房が諸国を遍歴したことは事実のようだ。
二十三夜塔(板碑)堂 《地図》
前が慶長12年(1607)の二十三夜板碑だそうだが、扉の上から撮ったので、彫られている字はよく見えない。
後ろの国道沿いには地蔵などの石仏、境内左には享和4年(1804・文化元年)の二十三夜塔などがある。
西大形バス停先で右へ旧道
倒れたままのは何とかならないものか。
小田集落へ直進する。《地図》
道標の文字は磨り減っていて読めず。
正面は二十三夜堂
庚申塔は、正面の「庚申」だけ読める。裏は「土う羅道」(土浦)で、側面に「徒久者道」(筑波)と刻まれているそうだ。
12世紀末に八田知家が築いた平城。南北朝時代に北畠親房がここで「神皇正統記」を書いたそうだ。
2008年4月28日撮影
門前の2人は?
天文7年(1538)の建立。在銘五輪塔の中で県内で3番目に古いもの。
中央に車がついていて、今でも回る。明治33年の建立の五輪塔。
ここの手前の右側に「だんご石」あるはずだが見つからず。
日天と月天か、違うだろうな。
2007年12月14日撮影
高さ201cm、花崗岩。天文6年(1537)造立で県内で2番目に古いもの。もとは別当寺の吉祥院にあったが、明治の廃仏毀釈の際に移されたという。
ここを右に曲がれば筑波山神社から筑波山だ。
正徳5年(1715年・7代将軍家綱)に建立され、寛政10年(1798年・11代将軍家斉)に再建された筑波山参詣道の花崗岩製の道標。高さ306cm、
ここから正面に筑波山が見えるのだが、今日はうす曇りでだめ。
この先で左に曲がり、裏堀用水、つくばリンリンロードを越えで旧筑波庁舎バス停に向かった。
多気城の外堀だったという。
つくばりんりんロード 《地図》
1987年に廃線になった筑波鉄道の線路跡につくられたJR土浦駅(常磐線)からJR岩瀬駅(水戸線)の間の約40kmのサイクリングロード。
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