水戸街道(我孫子宿→取手宿→藤代宿)
2010年8月9日
我孫子駅(JR常磐線)・・・国道356号・・我孫子宿本陣跡・大光寺・脇本陣跡・・・成田道分岐・道標・・・浜街道踏切(JR成田線)・・・(国道6号)・・・(JR常磐線)・・・柴崎神社・・円福寺・・・東源寺・・・柴崎交差点・国道6号・・・青山台交差点・旧道・・・青山の渡し跡あたり(利根川土手)・・国道6号・・・大利根橋・・・(JR常磐線)・・・取手宿・・・新道バス停・・・吉田バス停・・・薬師堂・・・水戸街道道標・・・来応寺道標(土橋・相野谷川)・・・旧陸前浜街道標柱・・・百井戸橋・・・釜神橋・・・藤代・牛久道標・・・(JR常磐線)・・・(谷中本田交差点)・・(県道201号)・・藤代宿・相馬神社・高蔵寺・本陣跡・愛宕神社・・・熊野神社・・小貝川土手(宮和田の渡し跡)・・・国道6号・・文巻橋(小貝川)・・旧道・・慈眼院(十一面観音堂)・・・(常磐線)・・・往還橋(谷田川)・・・県道5号・・・道標(馴柴小入口交差点)・・・(関東鉄道竜ヶ崎線)・・・道標(馴柴小学校)・古水戸街道分岐・・・佐貫駅東入口交差点・・・佐貫駅(JR常磐線)
【ル-ト地図】
*取手宿は『取手市の坂-1』に記載。
写真をクリックすると拡大します。
「旅籠松島屋」は割烹旅館角松本店になっている。
新四国相馬霊場の42番
本陣の離れが一部改装して、旧村川別荘の母屋に移築されている。『我孫子・柏散歩①』
本陣の手前に問屋場があった。
成田道直進・水戸街道左折 《地図》
木の下に道標が集められている。一つには「右成田道」とある。
日本武尊が東征の折に武運を祈願したとも、平将門の祈願所ともいう。相馬一族の守護神の伝えもある。
新四国相馬霊場の55番
左に鯖大師堂がある。
四国八十八ケ所に別格霊場の「鯖大師堂」がある。
東源寺 《地図》
新四国相馬霊場の75番。樹齢250年の榧(かや)の木。
このあたりは名主だった川村姓の家が多い。表札を確かめていたら、後ろから家の人が来て怪訝そうな表情で門を入っていった。めげない、懲りない、くじけない。
青山台交差点から右に旧道に入る。
利根川に架かる橋では最長の全長1209mの大利根橋を渡り、茨城県取手市に入る。河川敷が広く、川幅自体はさほどでもない。
今でも常磐線鉄橋下の「取手ふれあい桟橋」から、三点間で、「小堀(おおほり)の渡し」が就航している。
奈良漬の新六本店
金・土・日に公開している。
徳川斉昭の歌の最後の部分は「とくつきにけり」
ここを直進すれば小堀の渡しの「サッカー場乗船場」に行かれる。左は八坂神社。
利根川、小貝川の水害に備え、藤代宿への4本の道があった。
①本街道(今日歩いた道筋・旧陸前浜街道)・・・吉田→清水→中田→谷中→藤代
②中通り(ここを直進する陸前浜街道で明治になってからの本道)・・・県道229号(取手谷中線)→藤代
③椚木(くぬぎ)廻り道・・・桑原→毛有→椚木→藤代 ④大廻り道・・・寺田→和田→小貝川→藤代
利根川土手の手前の吉田バス停の所で左斜めに入る。
薬師堂 《地図》
吉田公民館の建物に同居だ。
左には「水戸与利十八里十八丁」とある。
来応寺道標(土橋) 《地図》
相野谷川沿いの500mほど南に寺はある。
右側を流れる用水に百井戸橋が架かっている。100もの井戸があったのだろうか? このあたりは昔は百井戸村で、今も百井戸橋バス停がある。
「北谷中藤代宮和田ヲ経テ牛久」
常磐線、県道を渡り藤代宿へ入る。
右は坂本呉服店、突当たり左に相馬神社
藤代宿、宮和田宿の総鎮守。
室町時代末期の寄木造りの薬師如来坐像を安置。
本陣跡(中央公民館)の老松と百日紅(さるすべり・正面奥) 【ル-ト地図】の10
唐破風造りの玄関で茅葺き建物の本陣を取り壊し、残ったのはこの木2本だけ。もったいないことをしたものだ。
藤代宿とつながっていて独立した宿ではなかったようだ。
創建は千葉常胤(鎌倉時代)、俊胤(戦国時代)の説がある。
今は小貝川は文巻橋で渡る。《地図》
小通十一面観音堂(慈眼院(じがんいん)) 【ル-ト地図】の11-2
平将門を討った平貞盛が天慶年間(938~946)に建てたという。「十一面観音像」
成田道標(馴柴(なれしば)小入口交差点) 《地図》
左の電柱下に屋根付の道標がある。「右りゅうがさき なりた 左わかしば 水戸」だそうだ。
江戸時代初期の水戸街道(直進・布佐方向)との合流点。
昔は取手を通らず我孫子から布佐(なま道の起点)に下り、利根川を渡り北上し、ここへ出た。貞享年間(1684~87)に取手を通るようになり、二つの水戸街道がここで合流していた。「水戸十六里」・「江戸十三里」・「布川三里」と刻む。
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