水戸街道(稲吉宿→府中宿)
2010年9月9日
土浦駅(JR常磐線)バス→中貫・国道6号・・・西山交差点・・・旧道・下稲吉の一里塚跡・・・稲吉宿本陣跡・旅籠皆川屋跡・成就院・香取神社・・・天の川・・・かすみがうら市役所・・・観音寺・・・国道6号・・・千代田の一里塚跡・野寺坂・・・新治小入口交差点・旧道・・・国道6号・・・恋瀬橋(恋瀬川)・・・旧道・・府中宿・清涼寺・金毘羅神社・常陸総社宮・常陸国衙跡・府中城土塁跡・照光寺・本陣跡・金丸通・鈴ノ宮稲荷神社・・・常陸国分寺跡・・・県道52号・・・石岡駅(JR常磐線)
*『水戸街道(荒川沖宿→中貫宿)』の続きです。
【ル-ト地図】
写真をクリックすると拡大します。
下稲吉の一里塚跡(左) 《地図》
看板のみで説明はなく、塚跡もはっきりしない。この先を左に入ると稲吉宿。少し手前には陶陶酒の販売店、工場がある。
向いが脇本陣跡。
屋根下が「笹りんどう」の紋か。
本陣の隣
4の「中根長者の屋敷跡」に寄って見たかったが、どこで曲がるのか分からず通り過ぎてしまった。住西寺周辺が屋敷跡で、中世から近世にかけての館跡のようだ。天正年間(1573~91)に当主の中根与右衛門は、佐竹氏からの軍用金用立の要求を拒み佐竹氏に亡ぼされたとか。
5の野寺一里塚は千代田一里塚のこと。
裏面に良可の歌と碑文
かすみがうら市役所(左) 《地図》
霞ヶ浦町と千代田町が合併。長たらしいひらがな表記にする必要など全くない。
観音寺 《地図》
鎌倉時代末期の「波切不動」とも呼ばれる不動明王立像があるそうだが、不動堂の扉は閉まっていて見えず。
県道53号を横切り下土田地区に入る。
下土田バス停の脇
野寺坂を上る。《地図》
野寺とはどこにある寺のことか? 近くに寺は見当たらないが。上は千代田石岡ICへの立体交差。
塚上に石柱が立っている。
万葉ロマン、歌枕の地のような名だが、「鯉が遊泳する瀬の見える川」の鯉瀬川が転じたとか。
橋を渡り、坂を上って府中宿へ入る。
府中宿の家並み 《地図》
左は金刀比羅神社の鳥居
「常陸大掾氏 歴史コース」 の金刀比羅神社説明板
昭和4年の大火での焼失を免れた江戸末期の染物屋。現在は観光施設の「まち蔵藍」
常陸総社宮随神門 《地図》
10月から屋根の葺き替え、随神像の修復が行われる。
小学校の敷地内に陣屋門、府中城土塁跡、風間阿弥陀、舟形石棺などがある。
照光寺 《地図》
営業中だが昨日床屋に行ったばかりなので残念。
府中宿本陣跡 《地図》
「パンケーキ ヴィオレ店」の奥の矢口家だが標示はない。
金丸通り 《地図》
この通りには藩から許された8軒の妓楼が並び、新地八軒と呼ばれた遊郭があった。喫茶四季は昭和5年の建築、隣の中華の朝日屋も昔風情のある建物だ。
明治から大正時代の建築のようだ。
鈴ノ宮稲荷神社(金丸通) 【ル-ト地図】の23
この隣にあった妓楼紀州屋の女将いくは、天狗党の面倒を見ていたそうだ。説明板にも「元治元年(1864)、天狗党60余名が勢ぞろいして出発した地」とある。
宿場の街道沿いに戻り、常陸国分寺跡へ向かう。
常陸国分尼寺跡 【ル-ト地図】の25
(2003年2月8日撮影)
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