五日市街道①
2010年10月2日
新高円寺駅(地下鉄丸の内線)・・・青梅街道(都道4号)追分・・・心月院・・慶安寺・・大法寺・・円福寺・・華徳院・・・(鎌倉道)・・・七曲り・・・白幡の坂・・(馬橋道)・・・尾崎橋(善福寺川)・・・三年坂・・宝昌寺・・・(環八通り)・・・庚申の藤・・・春日神社・慈宏寺・・・松庵稲荷神社・・・(JR中央線)・・・サンロード・・月窓寺・・光専寺・・蓮乗寺・・安養寺・・武蔵野八幡宮・・(吉祥寺通)・・・八枝神社・・・(三鷹通り)・・・西窪稲荷神社・・源正寺・・・延命寺・・関前八幡神社・・・(グリーン通り)・・・御門訴事件記念碑・旧関前村名主役宅・・・武蔵野大学前交差点・石橋供養塔・庚申塔道標・千川上水・・・(多摩湖自転車道)・・・境橋・玉川上水・・・くぬぎ橋・・・梶野橋・・・関野橋・・・八幡神社・・・真蔵院・・・新小金井橋・・・陣屋橋・・・小金井橋・・・小金井街道・・・赤い稲荷坂・・・大松木下之稲荷・・・武蔵小金井駅(JR中央線)
五日市街道は五日市、檜原の木材や炭、織物などを江戸へ運んだ道で、江戸時代初期には伊奈道と呼ばれていた。青梅街道との追分から武蔵五日市駅前の檜原街道入口までを3日間で歩く。
*参考:『歴史の道調査報告書 五日市街道』(東京都教育委員会)
【ル-ト地図】
写真をクリックすると拡大します。
五日市街道説明板(柳窪交差点(高井戸東4丁目)の手前に設置のもの)
青梅街道から分かれ南に五日市街道に入る。 【ル-ト地図】の①
五日市街道の入口は旧高円寺村で、少し入ると馬橋村となり、古くは「馬橋おんだし」と呼ばれていた。
「解体新書」の前野良沢の墓がある。街道沿いの円福寺には南画家の椿椿山の墓がある。
堀の内の妙法寺への古道、大宮八幡宮への「鎌倉みち」を横切り、街道随一の難所といわれた「七曲り」へ入る。
ここを左折し「七曲り」となる。《地図》
現在の五日市街道(都道7号)を南北へ何度も横切る道で、急坂があるわけでもなく、今は難所でも何でもない。
昔は急坂だったという。
馬橋道は江戸時代以前からの古道で、練馬、豊島方面から武蔵国府に通じていたといわれる。
善福寺川(尾崎橋から)
三年坂 《地図》
五日市街道の坂ではないが。坂上は鎌倉街道で「鎌倉街道」バス停がある。
左下に石橋供養塔道標(文久4年(1864))
正面は「石橋供養 十方村」、右側面に「東江戸道」と刻む。
まだ七曲りは続いている。都道を渡って旧道へ入る。
この先で直角に右に曲がり横倉家前の都道に出て、七曲りは終わる。
2代目の藤が植えられている。左に庚申堂がある。清掃をしている地元の方からこのあたりの変貌ぶるなどを伺う。
左が延宝6年(1678)、右が元禄9年(1696)の造立。
兎の向うは春日神社の神使いの鹿。兎は何んだろう。境内には「力石」もごろごろとある。
「荒布(あらめ)の祖師」といわれる日蓮上人像があるそうだ。
元禄3年と6年のものだがどっちがどっちだったか?
吉祥寺のサンロードの雑踏の中だが、敷地も広く静かだ。白衣観音の観音堂は閉ざされていた。
隣の光専寺の「箪笥(たんす)地蔵」(80cmの立像?)を見たかったが、屋内にあるようで拝めず。蓮乗寺には「厄除け日蓮」の坐像がある。安養寺を含めて「四軒寺」と呼ばれる。
左の後生車の隣の石造物の中に「甲辛供養塔」がある。
「甲辛」(庚申)も珍しいが、「南無阿弥施仏」も珍しい。
井之頭弁財天道標
井の頭公園はここから近い。
牛頭天王社なら八坂神社、八雲神社だろうが「八枝」とは珍しいか。
五日市街道は木材を運んだ道だった。
武蔵野文化会館の先の左側
戦災で大破した本堂をインド様式に改築。
武蔵野市最古の地蔵があるらしいが、これも屋内か。
隣は関前八幡神社
「旧関前村名主役宅」が邸内に保存されているというが、この先は入りづらい。今でも公開しているのだろうか?
千川上水遊歩道
庚申塔道標 《地図》
右側面に「右 小川 村山 道」、正面に「北 たなし きよと 川こゑ とこ路さハ 東 江戸道」、左側面に「左 ふちう すな川道 八王子」
玉川上水の碑(境橋の東側)
八幡神社 《地図》
関野新田の鎮守
八幡神社内の猿田彦神社前
武蔵野新田の開発に尽くした代官川崎平右衛門の供養碑があるというが見当たらず。門前左手に百番供養塔道標がある。
「たなし ねりま道」
北側に武蔵野新田世話役の川崎平右衛門の役宅(陣屋)があり、手代の高木三郎兵衛が常駐していた。
柏屋跡(小金井橋交差点) 《地図》
「小金井の桜」の見物客などで、繁盛した料亭があった。ここを左折し小金井橋を渡り、赤い稲荷坂を下って武蔵小金井駅に向かう。
大松木下之稲荷(赤稲荷) 《地図》
| 固定リンク
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 坂道散歩(2023年11月~)追加分(2023.12.14)
- 「歩いた坂」追加分(2023.12.10)
- JR京浜東北線を歩く①(2022.10.22)
- 大落古利根川・中川を歩く(2023.11.22)
- 柴又街道②(2023.11.21)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント