人見街道
2010年12月9日
浜田山駅(井の頭線)・・・浜田山駅入口交差点(井ノ頭通り分岐点)・都道14号・・・横倉邸のケヤキ並木・・・松林寺・・・(環八通り)・・・庚申塔道標・・・(井の頭線)・・久我山駅・・・久我山橋(神田川)・・・元坊坂・久我山稲荷神社・・・宮下橋・・・稲荷社・・・牟礼橋・どんどん橋(旧牟礼橋・玉川上水)・都道110号・・・古峯神社・・・真福寺・・・牟礼神明社(牟礼城跡)・・・牟礼の里公園・・・道供養之塔(牟礼2交差点)・・・大盛寺・三木露風の墓・・・庚申塔・・・新川宿八幡神社・庚申塔・・・野川宿橋(仙川)・・・尾張家御鷹場標石(三鷹市役所)・・・(三鷹通り)・庚申塔・・・深大寺道交差地点(野崎交差点)・・野崎八幡神社・・・(天文台通り)・・・大沢八幡神社・・・(東八通り)・・・大坂・・旧道・・相曽浦橋(野川)・・・湿性花園・・峰岸家・・出山横穴墓・・・龍源寺・・・近藤勇生家跡・野川公園・・撥雲館跡・・・多磨駅(西武多摩川線)・・・(浅間山通り)・・・(新小金井街道)・人見街道終点・航空自衛隊基地・・・甲州街道(国道20号)・・・東府中3号踏切(京王線)・・・旧甲州街道・人見道入口・・・こみとみ道入口・・・府中本町駅(JR武蔵野線)
人見街道は府中の人見村へ至る道で、地名の由来は武蔵七党の猪俣党の人見氏一族が住んでいたとも、人見の北にある浅間山の別名「人見山」からともいわれる。浜田山駅北口の井ノ頭通りとの分岐から府中市八幡町の旧甲州街道との合流点までを歩く。
【ル-ト地図】
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浜田山駅入口交差点 【ル-ト地図】の1
現在、横倉邸はなくマンションなどになっている。
松林寺 《地図》
井の頭弁財天への道(右)と府中道(左・人見街道)への道標を兼ねている。
元坊坂 《地図》
ここは人見街道ではないが。右は久我山稲荷神社
牟礼橋・どんどん橋の手前の大木の根元に庚申塔の小祠がある。ちょうど杉並区と三鷹市の境。
正面には建立者の名前がぎっしりと刻まれているようだ。
都道には牟礼橋が架かり、少し右に古いどんどん橋が残っている。
どんどん橋(旧牟礼橋・玉川上水)
石橋建立供養之碑(左・宝暦7年(1757))・どんどん橋碑(右)
「どんどん」とは水が勢いよく流れる様で、子ども達はこう呼んでいたという。どんどん橋碑も道標になっていて右側面に「右 ふちうみち」(府中)とある。
牟礼神明社 《地図》
牟礼城跡の地
以前は牟礼2丁目の交差点にあった井の頭弁財天への道標を兼ねた常夜灯。
牟礼神明社(牟礼城跡)から牟礼二丁目交差点の道供養塔・地蔵までは、牟礼道の道筋。
道供養塔(文化9年(1812))・地蔵(牟礼2交差点) 【ル-ト地図】の4
地蔵尊は行き倒れになった僧を弔うために建てられたとも。神明社に移された石燈籠ももとはここにあった。
近くには平成21年に開園した「赤とんぼ公園」もある。故郷の山陽道の龍野の揖保小学校校庭には、「赤とんぼ」を記念して桑の木が植樹されている。
「従是東西北尾張殿鷹場」で、江戸の郊外はすべて幕府の鷹場に指定されていう。
庚申塔(元文2年(1737)) 《地図》
ガソリンスタンド脇に、ひっそり、しっかり祀られている。
野崎交差点で深大寺道と交差する。【ル-ト地図】の6
野崎八幡神社 《地図》
右奥に薬師堂がある。毎年10月8日薬師の縁日の夜には、地元の人達によって「団子まき」の供養が行われ、賑わうそうだ。
大坂を下る。都道を下れば御狩野橋に出る。《地図》
このあたりは『三鷹市の坂』で歩いている。
左に旧道を下ると野川の相曽浦橋に出る。雨上がりの日などは、野菜を積んだ大八車が坂を上るのに難儀したという。
峰岸家 《地図》
江戸時代からの農家。文化5(1808)年頃に設置された武蔵野地域を代表する営業用水車を公開している。見学料100円。
出山横穴墓 【ル-ト地図】の7
正面の崖に8号横穴墓が見学施設として公開されている。横穴墓内はガラス越しで光が反射して、写真はうまく撮れず。
龍源寺 【ル-ト地図】の8
近藤勇の墓がある。少し先(野川公園入口交差点)に生家跡がある。
撥雲館跡 《地図》
多磨霊園が近く石材店など墓所関連の店が並ぶ。左に地蔵の小祠。
若松町四交差点(浅間山通り) 《地図》
渡った右側に「人見」の説明石碑が立つ。
人見街道の現在の終点 《地図》
新小金井街道との交差点で「人見街道入口」バス停がある。新小金井街道を北に進めば、正平7年(1352)に浅間山周辺での足利尊氏と新田義興・義宗兄弟との「人見原合戦」の浅間山に出る。『小金井市の坂-1・府中市の坂-4』に記載。
この先は「人見道」、「こみとみ道」を通り旧甲州街道に通じていたが、今は航空自衛隊基地に阻まれる。
「人見道」は基地内を通り、このあたりへ出て旧甲州街道へ合流していた。《地図》
正面は東府中3号踏切(京王線)
旧甲州街道沿いの歴史を感じさせる工場。
ここから北西方向に進み、人見道と合流し、人見街道へと通じていた。
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