房総往還⑥
2011年11月8日
上総湊駅(JR内房線)・・・国道127号・・・湊橋(湊川)・・・(内房線)・・・旧道・・・住吉神社・・・国道127号・・・十夜寺(松翁院)・・・竹岡IC交差点・・千歳橋(白狐川)・・・延命寺・・・燈籠坂・・(内房線)・・燈籠坂大師・・・(内房線)・・・国道127号・・・竹岡マリーナ・・・黄金井戸・皇神社・・・打越トンネル・・・洞口トンネル・・・富貴橋・・・丑山トンネル・・・旧島戸倉トンネル・・・金谷マリーナ・・・大日トンネル・・・浜金谷駅(内房線)
*『房総往還⑦』へ続く。
【ル-ト地図】
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湊橋から湊川 《地図》
湊川は薪炭や房州石を運搬する渡海船の船溜まりだった。橋が架けられたのは明治に入ってからで、それまでは渡し船で渡っていた。
正面の鳥居の前は東京湾。
自然崇拝の巨石信仰からくる神社の古い形態を伝えている。
正面に小さく東京湾観音が見える。
十夜寺(松翁院)
菱川師宣の父(菱川吉左衛門)の作の釈迦涅槃図がある。
承応2年(1653)建立の富津市内最古の庚申塔。
海を背にして立っている。
竹岡IC交差点を左折し、内房線をくぐった先の竹岡小学校が竹ヶ岡(百首)陣屋跡。
造海(つくろうみ)城跡(別名を百首(ひゃくしゅ)城)
千歳橋(白狐川)から。真里谷武田氏によって築かれた山城。
なぜか鳥居が立っている。
内房線を渡る。踏切はない。「危険」の標識が2つも立っている。《地図》
左に津浜トンネル、右に燈籠坂トンネルが迫り確かに危険だ。渡っている時にトンネルから列車が出てきたら怖いだろう。
黄金井戸(左の鳥居の上)・皇神社(右の鳥居の上) 【ル-ト地図】の15
ヒカリモが群生し、春になると水面に浮かび黄金色に輝くというが、水はそれほどきれいではない。
トンネルが多くなる。まだ短いトンネルで通りにくくはないが。
東京湾フェリーが金谷港へ入って行く。
島戸倉トンネルを抜けようと思ったら右に旧トンネルが残っていた。
旧トンネル 《地図》
工事中のようで作業中の人に通行可能か尋ねると、ここの土地の所有者だった。猪がこの上の竹藪を荒らす話、東京から移り住んできた来た会社勤め人がトンネルの上の木で首つり自殺をした話、ダンプがこのトンネルに入り出られずバックした話など色々と聞いた。対向車が来なければダンプでも抜けられるのにと思ったが、通ってみて納得した。
砲台山(左) 《地図》
旧日本軍の金谷砲台があったそうだ。
この先、房総往還は海岸沿い安房国に向かうが、旧道が残る所は少なく、幾つかのトンネルを抜けて行かねばならない。また湊から百首を経て、鋸山の東側を越えて安房に入る道筋もあったようだ。次回は房総往還からははずれ時間もかかるが、歩き安く見所も多く景色もいい、鋸山(329m)を越えるハイキングコースを通り、保田へと向かうとするか。
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