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2011年12月 9日 (金)

房総往還⑧

2011年11月26日

岩井駅(JR内房線)・・・国道127号・・・市部交差点・県道258号・・・平郡街道踏切(内房線)・・・(富津館山道路)・・・富山中前バス停(富山登り口①)・・・八幡神社道標・・・福満寺(富山登り口②)・・・旧道・・・県道258号・合戸バス停・・旧道・・・大日如来祠・・・県道258号・・・白井商店前バス停(富山登り口③)・・・地蔵石祠・・・犬掛交差点・県道88号・・・犬掛お堂・・・川坂橋(平久里川)・馬頭観音・・・犬掛古戦場跡・・・里見氏の墓・・・八房伝説の地・春日神社・・・県道88号・・・旧道・・・白山神社・・・県道88号・・・滝田城址(虎口・武者溜・見晴し・二の丸跡・曲輪・城門跡・本丸跡・櫓台・展望台・大手口)・・・県道88号・・・瀧田神社・・・庚申塔・・・道の駅三芳村・・・三芳橋(平久里川)・旧道・・・横峰大橋(平久里川)・・・府中地区・・・宝珠院・・八坂神社・・・(館山市)・・・県道88号・・・鵜登川橋(滝川)・・・館山高校・・・(館山バイパス)・・・官庁通り・・北町の庚申塔・・海雲寺・・不動院・・塩蔵寺・・神明神社・・北条藩陣屋跡・・・南町交差点(伊南房州通往還合流地点)・・・館山駅

  房総往還歩きの最終日だ。岩井から館山(北条)への道筋は、①木の根峠越えの最短距離の道、②内陸に入り富山南麓から平久里川に沿う道、③海岸沿いの道、があった。①は一部は廃道になっているようだ。③はトンネルが多く気分的に疲れる。距離は長いが②のルートをたどり館山を目指すことにした。『南総里見八犬伝』と里見氏ゆかりの地を訪ねる道筋でもあった。

  【ル-ト地図

  写真をクリックすると拡大します。

Img_7586市部交差点 《地図

市部は継立場で、交差点の左手前には旅宿の角屋があったそうだ。

ここを左折し、内房線を渡る。

 

Img_7595富山方向へ向かう。

正面は富津館山道路

 

Img_7597富山登山口① 《地図

『南総里見八犬伝』で、伏姫と愛犬の八房が暮らした、伏姫籠穴入口。

 

Img_7603福満寺前の道標(大正元年) 

富山登山口②で、「富山表参道」・左側面に「麓ニ里見伏姫之籠窟アリ」と刻む。

 

Img_7609合戸青年館前で旧道に入る。

 

Img_7612石仏

 

Img_7614旧道を小さな峠を越すような感じで緩やかに上る。

 

Img_7616石積みの祠

 

Img_7617「オデンサマ」と呼ばれている大日如来像か? 神像にも見えるが。

 

Img_7623県道258号に出て下って行く。

 

Img_7631富山登山口③(白井商店前バス停)

登山口①から登り、ここへ下りて来てもよかったのだが、館山まで歩くには時間的にはきついか。

 

Img_7633地蔵祠

古墳の石室のようで頑丈だ。

 

Img_7643犬掛お堂 《地図

中には地蔵らしき石像がある。

 

Img_7647川坂橋を渡って犬掛古戦場跡、八房伝説地へ。

 

Img_7654犬掛古戦場跡 【ル-ト地図】の18

里見氏の血族同士の争い。安房里見氏は名前に「義」がつくし、『南総里見八犬伝』の里見氏と虚実が入り混じってややこしい。

 

Img_7652説明板

 

Img_7653古戦場碑

朽ちかけているのがなんともいいね。

 

Img_7659里見氏の墓

 

Img_7656説明板

 

Img_7657五輪塔

義通と義豊の墓というが、どっちがどっちだったか。

 

Img_7661八房伝説の地 【ル-ト地図】の19

 

Img_7667説明板

 

Img_7665八房と八房を育てた狸像

精悍で凛々しい姿、顔立ちの像だ。

 

Img_7672白山神社 《地図

 

Img_7675旧道を行く。

ほっとする道だ。

 

県道88号に出て滝田城址へ向かう。

Img_7685旧家

滝田城址への途中で、このあたりは根古屋地区。大手橋、馬場などの地名も残る。

 

Img_7689上り口(案内図の「現在地」)

猪などの動物除けの防護柵を開けて入る。今年の7月に設置されたばかりで、柵を開けると猪が飛び出して来るのではと、ちと心配になる。ここからけっこうな上りとなる。

 

Img_7687案内図

右側のJA上滝田支店から上って行く。上滝田は馬継場だった。

 

Img_7692虎口

 

Img_7694「見晴らし」からの眺め

 

Img_7697二の丸跡

 

Img_7700本丸跡 【ル-ト地図】の20

 

Img_7722説明板

 

Img_7707櫓台(標高140m)

八幡台と呼ばれ、左に八幡の小石祠、「城代一色九郎の居城 南総里見八犬伝発祥の地」の木柱が立つ。

 

Img_7719展望台・伏姫と八房像

 

Img_7718ブロンズ像

 

Img_7714展望台から三芳野方向

 

Img_7721大手口(案内図の「案内板」の方)へ下る。

途中、道が分かりにくい所がある。

 

Img_7725大手口から滝田城址を振り返る。

 

Img_7728瀧田神社 《地図

 

Img_7732県道のコンクリート壁に馬頭観音、庚申塔が祀ってある。

 

Img_7733馬頭観音(左端)は文化14年(1817)の造立

 

道の駅三芳村で遅い昼食をとり、一休みした。

Img_7741三芳橋の手前で右に、平久里川沿いに進む。《地図

 

Img_7742平久里川(左)沿いを行く。

黒いシートを被っているのは土嚢か?

 

Img_7744横峰大橋(正面)を渡る。

 

Img_7746府中地区の直線道路 《地図

安房国府は宝珠院の境内あたりにあったという。さらに南方の国分には安房国分寺がある。

 

Img_7750宝珠院 【ル-ト地図】の21

 

Img_7751観音堂の扉は開いていて、安房国観音霊場の第23番札所の十一面観音像(千葉県有形文化財)が拝める。

 

Img_7756やっと館山市に入って一安心。

 

鵜登川橋を渡り、館山高校沿いを進み、館山バイパスを渡り、官庁通り(市役所通り)に入る。

Img_7762北町の庚申塔 《地図

「北條村若者中」の建立。

 

Img_7764説明板

 

Img_7775北条藩陣屋跡(左) 

館山警察署、北条病院、館山消防署あたり一帯。

 

Img_7778外房回りの伊南房州通往還との合流地点(南町交差点) 【ル-ト地図】の22

伊南房州通往還は房総往還と浜野(または八幡宿)で分かれ、外房沿いに館山に至る道。

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