房総往還⑧
2011年11月26日
岩井駅(JR内房線)・・・国道127号・・・市部交差点・県道258号・・・平郡街道踏切(内房線)・・・(富津館山道路)・・・富山中前バス停(富山登り口①)・・・八幡神社道標・・・福満寺(富山登り口②)・・・旧道・・・県道258号・合戸バス停・・旧道・・・大日如来祠・・・県道258号・・・白井商店前バス停(富山登り口③)・・・地蔵石祠・・・犬掛交差点・県道88号・・・犬掛お堂・・・川坂橋(平久里川)・馬頭観音・・・犬掛古戦場跡・・・里見氏の墓・・・八房伝説の地・春日神社・・・県道88号・・・旧道・・・白山神社・・・県道88号・・・滝田城址(虎口・武者溜・見晴し・二の丸跡・曲輪・城門跡・本丸跡・櫓台・展望台・大手口)・・・県道88号・・・瀧田神社・・・庚申塔・・・道の駅三芳村・・・三芳橋(平久里川)・旧道・・・横峰大橋(平久里川)・・・府中地区・・・宝珠院・・八坂神社・・・(館山市)・・・県道88号・・・鵜登川橋(滝川)・・・館山高校・・・(館山バイパス)・・・官庁通り・・北町の庚申塔・・海雲寺・・不動院・・塩蔵寺・・神明神社・・北条藩陣屋跡・・・南町交差点(伊南房州通往還合流地点)・・・館山駅
房総往還歩きの最終日だ。岩井から館山(北条)への道筋は、①木の根峠越えの最短距離の道、②内陸に入り富山南麓から平久里川に沿う道、③海岸沿いの道、があった。①は一部は廃道になっているようだ。③はトンネルが多く気分的に疲れる。距離は長いが②のルートをたどり館山を目指すことにした。『南総里見八犬伝』と里見氏ゆかりの地を訪ねる道筋でもあった。
【ル-ト地図】
写真をクリックすると拡大します。
市部交差点 《地図》
市部は継立場で、交差点の左手前には旅宿の角屋があったそうだ。
ここを左折し、内房線を渡る。
正面は富津館山道路
富山登山口① 《地図》
『南総里見八犬伝』で、伏姫と愛犬の八房が暮らした、伏姫籠穴入口。
富山登山口②で、「富山表参道」・左側面に「麓ニ里見伏姫之籠窟アリ」と刻む。
「オデンサマ」と呼ばれている大日如来像か? 神像にも見えるが。
登山口①から登り、ここへ下りて来てもよかったのだが、館山まで歩くには時間的にはきついか。
古墳の石室のようで頑丈だ。
犬掛お堂 《地図》
中には地蔵らしき石像がある。
里見氏の血族同士の争い。安房里見氏は名前に「義」がつくし、『南総里見八犬伝』の里見氏と虚実が入り混じってややこしい。
朽ちかけているのがなんともいいね。
義通と義豊の墓というが、どっちがどっちだったか。
精悍で凛々しい姿、顔立ちの像だ。
白山神社 《地図》
ほっとする道だ。
県道88号に出て滝田城址へ向かう。
滝田城址への途中で、このあたりは根古屋地区。大手橋、馬場などの地名も残る。
猪などの動物除けの防護柵を開けて入る。今年の7月に設置されたばかりで、柵を開けると猪が飛び出して来るのではと、ちと心配になる。ここからけっこうな上りとなる。
右側のJA上滝田支店から上って行く。上滝田は馬継場だった。
八幡台と呼ばれ、左に八幡の小石祠、「城代一色九郎の居城 南総里見八犬伝発祥の地」の木柱が立つ。
途中、道が分かりにくい所がある。
瀧田神社 《地図》
道の駅三芳村で遅い昼食をとり、一休みした。
三芳橋の手前で右に、平久里川沿いに進む。《地図》
黒いシートを被っているのは土嚢か?
府中地区の直線道路 《地図》
安房国府は宝珠院の境内あたりにあったという。さらに南方の国分には安房国分寺がある。
観音堂の扉は開いていて、安房国観音霊場の第23番札所の十一面観音像(千葉県有形文化財)が拝める。
鵜登川橋を渡り、館山高校沿いを進み、館山バイパスを渡り、官庁通り(市役所通り)に入る。
北町の庚申塔 《地図》
「北條村若者中」の建立。
北条藩陣屋跡(左)
館山警察署、北条病院、館山消防署あたり一帯。
外房回りの伊南房州通往還との合流地点(南町交差点) 【ル-ト地図】の22
伊南房州通往還は房総往還と浜野(または八幡宿)で分かれ、外房沿いに館山に至る道。
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