長尾街道①
2014年11月26日
堺駅(南海本線)・・・大小路筋・・・紀州街道・・・ザビエル公園・長尾街道起点・・・菅原神社・・・誓源寺・・・(阪神高速15号堺線)・・・長尾街道標柱・南海高野線地下道・・・方違神社・熊野古道交差地点・三国の坂・・・大阪刑務所・・・金岡南一踏切(JR阪和線)・・・小今池橋(狭間川)・・・長尾街道説明板・・・愛染院・・・(地下鉄御堂筋線)・・・地蔵祠・・・道標・・・須牟地曽根神社(勝手大明神)・・・蔵前橋(光竜川)・・・遠見地蔵尊・・・(松原市)・・・惣井戸跡・布忍橋(西除川)・下高野街道交差地点・・・踏切(近鉄南大阪線)・・・今池・・・ちちかみ橋碑・・・中門の堰樋碑・・・阿保茶屋跡・中高野街道交差地点・・・寺池・・・(中央環状線)・・・高鷲橋(東除川)・・・(羽曳野市)・・・吉村家住宅・・・雄略天皇陵・・・(藤井寺市)・・・古市街道合流地点・道標・・・光乗寺・・古市街道分岐地点・・道標・・・(西名阪道)・・・(大阪外環状線)・・・新大蔵橋(大水川)・・・(国道170号)・・地蔵道標・・市野山古墳(允恭天皇陵)・・・東高野街道交差地点・道標・・・道明寺駅(近鉄南大阪線)
長尾街道は古代には大津道、江戸時代には大和街道と呼ばれ、堺と河内・大和地方を結ぶ重要な東西道だった。また道明寺や葛井寺への参詣道としても賑わった。竹内街道の北方を通り奈良県葛城市の長尾神社の手前で竹内街道と合流した。
【ル-ト地図】(道明寺駅(16.7km)まで)
写真をクリックすると拡大します。
ここは天文19年(1550年)、フランシスコ・ザビエルが堺に立ち寄った際に、手厚くもてなしたとされる豪商日比屋了慶の屋敷跡付近で、「聖フランシスコ・ザビエル芳躅(ほうたく)の碑」・「堺鐡砲之碑」・「慈眼院之址碑」などがある。
この前の紀州街道との交差点が長尾街道の起点。2本南の大小路が竹内街道の起点。
長尾街道標柱(南海高野線地下道手前) 《地図》
堺市にはこの標柱が数多く立っている。
長尾街道は直進する。このあたりは摂津・和泉・河内の境で三国の坂と呼ばれていたが、今は傾斜はほとんど感じない広い車道だ。坂上の三国ヶ丘には三国茶屋があったという。
JR阪和線の踏切を渡って行く。
説明板には「さかいの五街道」として、A紀州街道・B熊野街道・C長尾街道・D竹内街道・E西高野街道が記されている。
愛染堂は山門を入った左側にある。
地蔵祠 《地図》
左の地蔵の台座に「ひだりハふじゐ寺 はせならみち」で、長尾街道は藤井寺を通って、葛城市で竹内街道と合流して横大路に続き、奈良から初瀬街道で長谷へと続き、さらに伊勢街道で伊勢神宮へと通じる。
「右 たき谷 金剛山 道」・「天保十五年・・・・・」で、元の地蔵堂の柱だったそうだ。
道標 《地図》
「← 葛井寺 道明寺」が長尾街道だが、「右 勝手大明神」へ進んでみる。
長尾街道に戻る。蔵前橋(光竜川)を渡り、堺市と松原市の境を進む。
昔はこの地から堺の海を望むことができたことから、この名がついたという。今は海はおろか扉が閉まっていて近くの地蔵も見えない。
松原市に入る。
惣井戸(布忍(ぬのせ)橋の手前) 《地図》
古代の大津道の駅家の施設の名残りともいう。もとは布忍橋(西除川)西詰の堤防上にあったもので、井筒に「更池村惣井戸 寛政八丙辰年十二月」と刻む。
長尾街道・ちちかみ橋説明碑(松原警察署の向かい側) 《地図》
読んでいたら男の私でも乳首が痛くなった。
大海池(おおがいけ)用水の堰樋だった。
阿保(あおん)茶屋跡 《地図》
「あぼ」と思っていた。ここは中高野街道との交差地点。石碑は「松原村出征軍人碑」
東除川の高鷲橋を渡ると羽曳野市に入る。
吉村家は源頼朝の武将・佐々木高綱の子孫で、鎌倉時代初期に島泉付近に移り住んだと伝えられるそうだ。
雄略天皇陵
天皇陵に治定され手つかずで、古墳と周濠は野鳥と水鳥の楽園だ。
この先で藤井寺市に入る。
この先で突き当り古市街道と合流し、少し南下する。
突き当りの道標(慶応3年(1867)) 《地図》
下が埋まっている。元は常夜灯か? 「右 いせ 道明寺 葛井寺」・「村内安全」
この先を左折し、古市街道と分かれる。《地図》
現在は藤井寺市役所前に移設。
西名阪道をくぐり、大阪外環状線・・・新大蔵橋(大水川)・・・国道170号を渡って行く。
地蔵の祠 《地図》
台座の正面に「右大坂さかひ 左ならはせ道」・左面に「右ふじゐてら道」
渡った右側に道標「右 道明寺」
今日はここまでとし、道明寺駅に向かった。
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