結城街道⑤(岩瀬駅→下館駅)
2020年6月24日
岩瀬駅(JR水戸線)・・・日比谷稲荷神社・・・岩瀬の水子地蔵尊・・・旧国道50号・・・鍬田神社・・・勝善神塔・・・(桜川)・・・元禄橋(長方排水路)・・・(北関東自動車道)・・・県道216号・・・星の宮公園・明治天皇岩瀬星ノ宮御野立所・星宮神社・・・長屋門①・・・丹宮稲荷神社・八坂神社・・・明治天皇岩瀬中和泉行在所・・長屋門②・・長屋門③・・長屋門④・・・道標・延命観世音堂(中泉観音堂)・・・上野沼・・・国道50号・・・(筑西市)・・・新治廃寺跡・(新治郡衙跡)・・久地楽神社・・・久地楽橋(観音川)・・・長屋門⑤・・・長屋門⑥・・・門井交差点・旧道・・・門井神社・・・地蔵祠・・・国道50号・・・旧道・・・道標?・・二十三夜塔・・・横塚西交差点・県道7号・・・常盤橋(小貝川)・・・勤行橋(五行川)・・・極楽寺・・・三峰神社・金井薬師堂・・・城山八幡神社・下館城跡・・・板谷波山記念館・・・田中稲荷神社・・・アルテリオ(しもだて美術館)・・・田中稲荷愛宕神社・・・羽黒坂・・羽黒神社・愛宕神社・・巽坂・タツミ二十三夜尊地蔵尊・・下館駅(関東鉄道常総線)
【ル-ト地図】
由緒等は分からず。右に大きな聖徳太子塔が立つ。
馬頭尊と地蔵の覆い屋の向こう側に岩瀬の水子地蔵尊の小祠がある。
しゃがんで覗き込まないと拝めない。
北関東自動車道をくぐり、しばらくして国道50号から右へ県道216号に入る。 ここは星の宮公園で、鳥居の左に「明治天皇岩瀬星ノ宮御野立所」標石が立つ。社殿は西側奥にあるのか?
丹宮(たんご?)稲荷神社(右)・八坂神社(左) 丹宮稲荷神社は慶安(1648~51)の頃、笠間藩主・井上河内守正利の命により行われた、上野沼から高い土地を堀抜いて低い所へ用水を流す、「逆さ堀」の難工事の責任者の海老原丹後を祀るという。鳥居の後ろに山桜の大木がそびえる。『茨城県の桜』
江戸時代、観音畠という所から移し祀られたという。昔は7月25日の夏祭りは随分と賑やかで、老婆たちによる百万遍念仏講なども堂内でしばしば行われていたという。左の電柱の下に道標がある。
「左 下館結城」・「右 谷田貝真岡」などと刻む。
女人講中の建立
道標に従い「左 下館結城」方向に進む。 江戸時代初期(1650年頃)に灌漑用として作られた人工沼。
鳴き声をあげて近づいてきた。餌をねだっているのか。
子どもは白っぽい。
国道50号に出てダンプの爆風に逆らって進んで、筑西市に入る。 整備・保存状態は良いとは言えない。基石が「平親塚」といわれていた。その中央塚の地蔵の碑には、「将門南無阿弥陀仏為将門菩提也」と刻まれていたという。 『将門散歩』
国道の南側が新治郡衙跡(大化の改新以後に設けられた郡役所の跡)で、上野原瓦窯もあった。
ここもちょっと荒れて寂れた感じだ。由緒などは分からず。
「一級河川終点(国道50号)」の標識が立つ。
国道50号に出る。 レストラン坂東太郎だった。
左に旧道に入る。 この先で右折して行く。
横塚西交差点で県道7号に出る。
常盤橋から小貝川(下流方向)
勤行橋から五行川(勤行川)(上流方向)
小貝川の支流。街道から離れ下館の町を散策する。 金井町交差点から北に三峰神社へ通ずる旧金井町筋。
金井町交差点を西に進む街道沿いには荒川家住宅(国登録文化財)がある。
藤原秀郷が金銅の十二神将を奉納したと伝える。(実際には平貞盛が奉納したとも) 大ケヤキは根元から幹が空洞になっている。
下館城跡・城山八幡神社
天慶3年(940)、藤原秀郷が上館(久下田城)・中館(伊佐城)・下館(下館城)を築いたのが始まりという。
本殿(筑西市指定文化財)
陶芸家としては初めて文化勲章を受章した板谷波山の生家跡の市立の記念館。「波山」は「筑波山」に因むそうだ。
平将門の夢の中に稲魂姫命が現れ、反逆を責めて改心しなければ家を滅ぼすと告げた。将門は近臣と諮ってこの社を修復したという伝承もある。
アルテリオ(地域交流センター)
3階がしもだて美術館ここが田中稲荷神社の旧地。
大正時代に拓かれた坂。
別名の役場坂の由来が書かれていない。
本殿(県指定文化財)
羽黒神社の旧拝殿を移築。「木像愛宕明神立像」(県指定文化財)
結城街道は右折して行くが今日はここまでとし、巽坂を下って下館駅に向かう。
明治22年の下館駅誕生の際に作られた「巽」(辰巳・南東)の方向に下る坂。
漢字の「巽」の方が有難みが有りそうだが。由来などは分からず。
駅前だというのにここもシャッター通り商店街になってしまったか。
「セラミックミュージアム「海の幸」」(下館駅前)
青木繁は明治38年8月に筑西市川島に滞在し、地元住民をモデルに神話を題材とした作品を制作したそうだ。下妻街道でここまで来たことがあるが、その先は進んでいない。
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